閑人帳
閑人帳◆白内障手術レポート (その1)
老化による視力の低下は仕方ないとメガネで補正しますが、原因が白内障ならば手術で回復という方法もあります。dameo の場合、乱視が混ざった近視で視力は左が0,3右が0,5。おまけに一年くらい前から左目はモノが15度くらい右へ傾いて見えるという症状があらわれ、近所の医院でも、大学病院でも「治らない」と言われました。やむなく諦めましたが、時間がたつとあまり不便や不安を感じなくなりました。
しかし、最近はブログの原稿を書くと、一行に一箇所は間違えるうえ、眼の疲労で長くても30分くらいしか作業できない。なので、近くの医院の医師に相談し、白内障手術を受けることにしました。以下はその体験記です。3回に分けて掲載しますので関心ある方はご覧下さい。
病院を選ぶ
(1)徒歩圏にある「手術のできる病院」を選ぶ。これがあれば最高です。手術も通院も徒歩で済む。時間、費用の節約効果も大きい。
(2)徒歩圏にある眼科医院で診察をうけ、手術は別の病院でうける。(3)知り合いや経験者に勧められて遠方の「手術のできる病院」で診察、手術を受ける。親切は有り難いけど、不便や負担も大きくなります。
dameo は(2)の例で、自宅近くのK医院で診察、検査を受け、紹介されたT病院で手術。術後のケアはK医院で行うので通院はラクです。この手術は術後のケアが大事なので「いつでも、かかりつけの医師に相談できる」環境をつくっておくことが大切だと思っています。T病院に限らず、紹介状のある客に比べて、一見客はやや不利な扱いを受けるのは病院の受け入れ態勢からして仕方ないかもしれません。(紹介状があると患者の基本情報が伝わるので、診察、検査が円滑に進みます)
レンズを選ぶ
T病院では検査に二日、手術に二日を要します。手術は左右で二週間の間隔をおいてします。日帰り手術でも合計4日を要します。検査は視力検査を除いては初体験のものばかりで、何を調べてるのかよく解らないまま終了し、最後に希望のレンズを選びます。遠方中心のレンズ、近くが見えやすいレンズ、どちらかを選びます。メガネがいらない遠近すべてがシャープに見える多焦点レンズもありますが、費用の大半は自己負担なので両眼で70~100万円前後かかるという話です。(今後、一部保険の適用と業界の競争で費用はだんだん安くなると思われます)
dameo の選択は、遠、近、ではありませんでした。死ぬまでメガネはかけたくない。視力アップより「メガネなし」で暮らせるレベルでよい、というものでした。(お金があれば多焦点レンズを選びます)
このことはK医院の先生にも相談しました。わがまま言うな、と怒られるかと思ってましたが、「できんことないけどなあ・・」の返事です。一回目の手術当日、準備中に検査担当の看護士が来て「先生(手術する医師)と相談の結果、前例があるので、乱視の矯正はしないという条件で希望に沿う手術をする」との説明。なんのこっちゃねん?と思いましたが説明されてもどうせ理解できないし、ま、ええか、と納得?して手術室へ。(つづく)
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