●見れば切なくなるジオラマ・・大阪昔風景 人形作家、南條 亮さんの企画で大規模につくったジオラマの展示会です。 「人間、この愚かですばらしきもの」というテーマで、明治から昭和三〇年代までの、大阪のあちこちの情景をリアルに楽しく再現しています。特に、大空襲で焼け野原になった大阪市街地の光景は戦前生まれの人が見たらドドドっと思い出がよみがえって切なくなるでしょう。 懐かしいといっても、昔の記憶には当然、怒りや悲しみが含まれていて、ほんとうにリアルに記憶を呼び戻せば、かなり不機嫌にさえなるはずですが、当時の再現が写真などではなく、人形を主体にしてあることが見る人にとってカタルシス(浄化)になり、ひたすら懐かしい気分にさせるのでしょう。 鉄道模型などとは一線を画す、生活感の表現に力を注いだジオラマ作品は、絵や写真よりずっとインパクトと説得力があると感じた次第です。 同展のパンフレット
「人間、この愚かですばらしきもの展」 梅田スカイビル ツインビルの東館五階展示場にて9月15日まで開催 11時〜19時 料金 500円(小学生300円) 久しぶりに新梅田シティを訪ねて、里山ガーデンや「中自然の森」を散歩したら、樹木が生長して、よりナチュラルな風景に変わっていました。土地バブルの真っ最中にこんな「ゼニにならない空間づくり」企画を通した面々に敬意を表します。(ジオラマ展は、たなかよしゆきさんから頂いたハガキで知りました)

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