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閑人帳



●「上陸の恐れがあります」・・・という台風情報

 今月はこの言葉を何回聞いたことか。で、ちょっとイチャモンをつける気になったのであります。台風が陸地から数十キロのところに迫っていても,上陸するとは言わないのですね。台風って図体が大きくて小回りがきかない。まして、日本上空で偏西風につかまれば一層方向転換ができなくなります。室戸岬南方50キロで北東へ進めば、100%の確率で四国か近畿へ上陸します。だったら、キッパリ「上陸します」と言えばいいのに、実際に上陸するまでは「上陸の恐れがあります」という。キッパリ「上陸します」といえば視聴者の感情を害するとでも思ってるのでせうか。


住民(視聴者)にしても、〇〇県〇〇市付近に上陸しますと言われたほうが、キッパリ覚悟ができる(心構えや準備ができる)のではないか。もし、10キロくらい外れても文句を言う人はいない。「恐れがあります」という言い方には、なんとなく責任逃れのイメージがつきまとう。もしや日本人らしい「忖度」? 台風という物理的現象の表現にまで気配りしているのでせうか。キッパリ伝えるより、少しソフトな耳障りのよい言葉で台風の来襲を伝える。これで被害が減るわけでもないのに。


「避難命令」というのはなくて「避難指示」とか「避難勧告」というソフトな言葉を使うため、避難せずにいて亡くなった人もいる。指示と勧告の違いを分かって行動する人がどれくらいいるのか。「避難準備」と「避難命令」の二本立てのほうが分かりやすいと思いますけどねえ。人命に関わる重要な情報提供においても、基本に、発信する側の「責任逃れ」の姿勢が見えます。

天気図







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