閑人帳



「トラベラー ~まだ見ぬ地を踏むために~」展

 久しぶりに本格的ちんぷんかんぷん展を拝見。あわてものはこのタイトルを見て何か新しい旅のスタイルを紹介する展覧会かとカン違いしてやってくるかもしれない。じっさい、会場では母娘連れの鑑賞客が黒服さん(会場の監視員)に「なんですのん、これ」とクレーム?をつけていた。どの作品を見ても「取りつく島がない」。何を鑑賞せよと言うのか。まままま、不満は分かるけど、現代美術ちゅうもんはこんなもんですねん。


駄目男が見れば、地下一階から三階までの全フロアを使って、当美術館の在庫作品大放出大会がコンセプトのように思え、それだけじゃ客寄せができないから頭書のような「わかりやすいタイトル」をつけた。このタイトル考えた人、えらいと思いますよ。主催者もわけわからんから、とりあえず「トラベラー」にした。実に、どうにでも解釈できるタイトルです。


どう考えても会場が広すぎた。スカスカです。しかも部屋割りを多くしたせいで黒服さんの数をふだんの2倍くらい配置しなければならない。壁際に段ボールを数個並べてるだけでも、それが作品なので監視員が要る。おまけに、今回は作品ごとのプレート(題名や作家名を記した名札)が無いので、段ボールが作品だと認識するには鑑賞者の想像力も要る。


森村泰昌や白髪一雄、それに下の写真の大竹伸朗の作品なんか、ゴミに見えても、それなりに造形の面白さは楽しめる。しかし、大型ディスプレイを使った動画作品なんかと付き合うには四次元世界を旅するセンスが要ります。(映像自体はとてもクリアで見やすい)・・とぐちぐち悪口言いながら、次は現代美術でどんなオモロイ企画してくれまんねんという期待もあります。(国立国際美術館 5月6日まで)
 

大竹伸朗の作品
トラベラー展 

上の写真の中央の台上の作品をアップ
とらべらー 


さらにアップ
とらべらー 






スポンサーサイト