●温泉だけではない・・・パチンコ業のサイドビジネス 2年ほど前、近所のビルがリフォームして「家族想 さいき庵」という看板があがりました。いっけん、なんということもないオフイスに見え、はて、何屋さん?と思っていたところ、しばらくして葬儀屋さんだと分かりました。家族想の想は「葬」だったのです。 最近、とみに増えた「親族のみで密葬」をターゲットにした業者で、公益社とか平安殿といった大手業者に依頼せず、身内だけで質素に葬儀を済ませたいという需要に応える新しい業態です。 街で霊柩車を見かけなくなって久しく、この業界でもカイカクが進んでるようですね。看板のデザインやロゴタイプ、葬を想と置き換える発想などを見ると、アートディレクターが関わって新ビジネスのコンセプトづくりをしていると思われます。 既存の古典的スタイルを踏襲する業者や仏教系の会館、お寺にとっては営業上かなりのマイナス要因になるはずで、市場規模が小さくなるのは避けられないでしょう。つい、一昔まえまでは、地域に根ざしておりさえすれば、ほとんど営業活動の必要がなかったこの業界も競争にさらされています。 一つ下の湯めぐりガイド「延羽の湯」は延田グループという、年商5000億の大手パチンコ業者の副業ですが、さいき庵は播磨屋という、年商300億の中型のパチンコ業者の副業です。いずれもパチンコの将来を案じて?の企画ですが、これが正解だったのかどうか、興味あります。 居酒屋チエーン「ワタミ」が早々と介護ビジネスに参入しているのと同じで、そこそこ成功すれば保育園経営などに乗り出すかも知れないし、もしや「ゆりかごから墓場まで」飲食レジャー業のお世話になる時代がくるかもしれません。 ■「家族想 さいき庵」のホームページ http://www.saikian.jp/index.htm
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