たまには外メシ



●りんごのブランデー・・CALVADOS

 ウイスキーの品不足が続いて人気の高いブランドは値上がりし、客離れを起こしている。バーもじりじり客足が遠のいてるのではないか。一月ほど前、WBSで「最近、ジン系のカクテルの人気が高まってきた」と酒場事情を伝えていたけど、正しくはジンが好まれてるのではなく、ウイスキーが足りないからジン系メニューで売上げをカバーしようとする酒場や酒販業界の戦略といえる。しかし、ウイスキーファンが急にジンファンに鞍替えするものでなし、苦しい作戦であります。


なぜ高級ウイスキーが品不足なのか。答えは、中国人やインド人がウイスキーを呑むようになったからであります。なにせ人口大国であります。日本の人口の1%は100万人だけど、中国のそれは1000万人以上だ。中国人の1%がウイスキーを呑むようになったら1000万人分の需要が生まれる。インドも然り。たちまち品不足になります。


ご存じのように、ウイスキーは需要が増えたからといって増産できるものではない。仕込みから10年、20年かかる。欧米中心の需要しか想定せずに生産してきたメーカーは対応ができない。これが実情であります。(低級ウイスキーは、半ば化学製品みたいなものだから量産できる)


閑話休題。以上は、とても長い前置きでした。久しぶりに「クルラホン」へ行くとカウンターに見慣れぬボトルが並んでいる。なんぞいな、と尋ねると「ブランデーです」と。「CALVADOS」というブランドは原料がブドウではなくリンゴだそう。なんでリンゴなのかといえば、このCALVADOS(地域の名称)はフランスの北部になり、気候の関係でブドウの栽培ができず、リンゴを発酵、蒸溜してつくる。但し、他の地域で生産するのは「アップルブランデー」と呼び、よそとちゃいますねん、と差別化している。


値段はピンキリいろいろありますが、呑んだのは万円する高級品らしい。ストレートで飲むと、いわく言いがたい味で・・まあ、初体験だから仕方ないか。甘い、辛い、苦い、酸っぱい・・自分の味覚感度の低さを棚に上げて、味を表現する言葉の貧しさを嘆く駄目男でありました。
 後日、何気にネットを見ていると、CALVADOSをはじめて飲んだという人のブログに出会った。そこには、ご本人も初体験なので言葉で味を言うの難しいとしつつ、強いて言うなら「接着剤と似ている」とあった。


「そや、それや!」と同感しました。接着剤の味(匂い)です。それも「セメダイン」とか「カネダイン」というやつ。これを液体にして飲んだらCALVADOSの味と同じや、たぶん。まことにええかげんで失礼な発想であります。利き酒の会でビリになるのは当然でありませう。
 このCALVADOSという名前、なんとなく聞き覚えがあるなあと検索すると、パリ北東部の有名観光地の名前でした。モンサン・ミッシェルとか、モネの睡蓮の池のある邸宅とか、見所たくさんあるそうです。


初めて飲んだカルバドスは○○○の味がした
かるばどす



モンサンミッシェル
カルバドス 


モネの大邸宅
karubadosu


観光案内はこちら・・・
http://jp.france.fr/ja/information/39918



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