閑人帳



●思わず誉めそうになった・・北ICBM

 ほんの一年前までは「発射に失敗」「発射直後に爆発」が半分近くあった北のミサイルが、今年になって俄然、技術的進歩をとげ、日米も唖然とするくらいであります。特に最新の「火星14号」は米国本土に届く射程の長さを得た。今まで上から目線で「ま、大したことないやろ」と軽く見ていた米国もさすがにあわてはじめた。


駄目男が感心するのは発射装置のシンプルさです。ミサイルを大型トレーラーでのどかな里山風景の一画に運び、トレーラーから下ろすと同時にコンクリートのベースにセットする。ミサイルや大型ロケットの発射には大層な構造の発射台へのセットが普通でしたが、そんなもんナシです。本体を支えるホルダー(支柱)がなくて、ミサイルの底面が地面に接してるように見えるくらいイージーな装置に見えます。この安直な装置で金委員長が「ほな、行くで」と指令すれば、ズズズガーン・・と上昇する。


発射の瞬間、衝撃でわずかでも揺れたり、傾けば安定を失ってコケる、あるいは、静止状態で風速10mくらいの強風が吹いてもコケる・・大事故を想像してしまうのですが、そんな駄目男の心配をよそに見事に宇宙へ飛んでいくのであります。打ち上げ花火でさえ「発射筒」を使って方角を制御するのに1万キロ飛ぶ大陸間弾道弾がこんなにイージーに発射できるなんて、ホンマ、えらいやっちゃ、と思わず誉めてしまいそうになりました。


このようなイージーでシンプルなミサイル発射の技術、アメリカやロシアでももっていないのではと先輩国を疑いたくなります。というのは、米・ロなどは、ICBMの発射装置をつくったのはもう何十年も昔のことで、以後、技術的進歩がなかった。(発射を迫られるような国際情勢がなかった)しかし、北朝鮮は下町ロケットのおじさんたちのように、少ない資金と人材でコツコツ研究を続けた。といっても、技術ベースはロシアなどからのコピーだろうし、あの巨大なトレーラーはシナ製という情報もある。どっちにしても短期間ですごく技術が向上したことは事実であります。ロケット開発といえば、未だに設計段階でもたついてる韓国からみれば、賞賛、羨望、嫉妬、の念、むんむん状態であります。


ミサイルを日本海へ着水させる練習はそろそろ終わりです。次はハワイ近海?・・「撃つぞ」と脅迫すれば、キューバ危機以来の大ピンチ。対するアメリカが最初にやることは、在庫ん十年のミサイルのサビ落としだったりして。



花火を打ち上げるような感じで大陸間ミサイルを打ち上げる
ミサイル 




ミサイル 






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