閑人帳



●猛暑の日々、電力は大丈夫?

 例年、大阪の暑さのピークは天神祭から立秋ごろまでの約半月、毎日35度前後の日が続きますが、今年は電力事情がぜんぜん話題になりません。ということは大丈夫なのでせう。そこで関西電力のHPを開けてみると、電力消費グラフが大丈夫を示していました。最低3パーセントが必要な予備供給力が、今年は5~10%あり、余程のトラブルが起きない限り、ピンチの心配はありません。


余裕ができたのは、むろん、原発が再稼働したからです。高浜の2機で約170万kw、年間840億円もの利益が増えます。なので、来月から値下げになります。(家庭用で3%くらい)10月には大飯原発も稼働するのでさらにコストが下がり、再値下げが期待できます。
 一方で、いつか、ここで書いた「再エネ促進賦課金」はじりじり増えて、標準家庭では月間1000円をこえる負担を強いられています。個人住宅の太陽光発電に関しては、どう考えても「貧乏人が金持ちを援助する」システムになっており、早晩、消費者からブーイングが起きるでせう。


関西電力は堺の埋め立て地に大規模太陽光発電施設をもっています。敷地面積は約20㏊、甲子園球場の5倍以上の広大なものですが、発電能力はわずか1万kw。但し、これはカタログ性能で、実際の能力は半分以下です。規模に比べてなんともみみっちい能力ではありませんか。山あいの無人水力発電所のほうがよほど効率がよくて安上がりです。


秋に再稼働が予定されている大飯原発は1基で100万kwの発電能力があります。もし、同じ100万kwを太陽光で発電すれば2000haのフラットな土地が要ります。甲子園球場の500倍、大坂城公園の20倍、万博記念公園の10倍の広さです。これを山間部で開発すれば大規模な自然破壊が、平地に分散しても深刻な景観破壊、公害が起きる。要するに、太陽光発電が原発に代わるほどの規模になれば、国土破壊は避けられない。現に、事業者と住民の争いは各地で起きています。さらに、バックアップ用の火力発電所の建設も必要です。


関西電力が稼働している堺の太陽光発電施設
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リアルタイムで表示される「今日の電力事情」
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