オーキング・観光



●草間彌生展 鑑賞 ~フォーエバー現代美術館~

 こんな美術展、美術館、ご存じない方が多いと思いますが、そのはずで、先月、オープンしたばかりです。草間作品を大量にコレクションしている団体が、京都・祗園の「八坂会館」の一部を借りて開催しており、10月末までの期間限定をうたっています。しかし、内部の改装にかなりの投資をしているので、こんな半端な運営ではモトが取れんやろ、と貧乏性駄目男は余計な心配をするのでありました。


別の用件で京都へ行った、その帰り道に寄りました。36度の猛暑のなか、ご苦労さんでおます。会場は古い木像建物なので、展示室はすべて畳敷きです。草間作品のイメージからすれば別世界みたいな雰囲気ですが、べつに不快ではない。むしろ、外国人鑑賞者などは、このミスマッチぶりが心地よいかも、と想像しました。和室といっても、ちまちました小部屋ではなく、五十畳とか百畳敷きの広い部屋で、天井も十分高い。この大空間が快適さを生んでいます。広幅の廊下から庭園を見渡せるのも気持ちいい。


作品のほとんどはシルクスクリーンですが、1970年ごろから最近まで、モチーフは相変わらず水玉、カボチャ、花木、がメインながら、ずいぶん華やかに、かつ、洗練されてきたことが分かります。原画をかっこよく表現できる技術の進歩もなかなかです。優れたエンジニアやデザイナーのサポートがしっかりしていることが想像できます。そのぶん、アート作品からグラフィックデザイン作品に移行しているような印象もあります。初期の偏執狂的おどろおどろしさというか「ゲージツは爆発だ」みたいな、原初的なエネルギーは感じない。はじめて草間作品に接する若い人は、華やかさやセンスの良さで評価してしまうかもしれません。草間センセに「偏執狂」を感じる人は少ないでせう。


ビジターの3~4割は外国人、全体の8割は女性。広いカフェもあって草間作品ふうの甘党メニューがおばさん、おねえさんをユーワクします。おっさん、おじいさんは眼中にナシという明快なコンセプトでつくられた美術館であります。キッパリ、バリアフリーも無いので年寄りはご用心くだされ。(不親切なのではなく、古い建物の構造上、改修ができない)



玄関前におなじみのカボチャがどて~ん、と。

草間


お庭の散策は自由にできる
草間彌生 



句sマ 



ミュージアムカフェ
草間 


ケーキも草間流にお化粧します。
草間 



展示室の一部(公開画像を引用)
草間 





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