閑人帳



●ライアン・ガンダー展 鑑賞

 久しぶりに見るコンセプチュアル・アート展。ガンダーはイギリスの作家で、表現は立体、平面、その他なんでもアリといえる多彩さが魅力だそう。たしかに、会場には明るく、楽しく、洒落た作品が多い。ネガティブな発想は苦手なのかもしれない。よって、観覧者のほとんどは若者で、じいさん、ばあさんはいない。どだい似合わないって感じですね。


純粋じいさんである駄目男は、それでも分かったふりして鑑賞するのでありますが、なんだか作品すべてが小粒でチマチマしていてインパクトが無い。楽しい、洒落てる・・それでオシマイの感。それは、たとえば草間弥生の作品展と比べたら明快に分かります。チマチマ対どっか~ん、の違いです。ガンダーはアーティストというより、デザイナーの感じです。


壁面に市販のフィギュアを並べたり、壁の隅っこをボリボリこそげたりすることのどこがゲージツなん?と意地悪じいさんはケチをつけるのでありますが、本当のところ、もう、そんな小細工で喜ぶようなトシではないのですね。小細工といえば、フロアに紙くずが落ちていて、観覧客の多くは、あ、ゴミが落ちてる、と気づき、拾おうと近づいてそれが作品だとわかって、ああ、危うく恥をかくところだったと安堵する。みれば、この紙くず作品を間違って拾わないために、専任の監視係がいます。こんなの、チマチマゲージツの見本でありませう。(同展は7月2日まで 国立国際美術館)


ガンダーの作品の一部 (公開画像より引用)
ライアン



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