読書と音楽の愉しみ



●読書会に初参加

 近くの図書館のチラシを見て利用者が主宰する読書会に参加してみました。指定された本を読んだ人が会議室に集まり、めいめい自分の感想(批評)を述べる。月に一度の開催で時間は90分です。今回の指定本は和田竜著「村上海賊の娘」上下巻です。すでに読了していたので気楽に参加しました。メンバーは17人、うち男性は3人きりというオバサン天国。平均年齢は60代後半でせうか。


一人3分くらいの持ち時間でしゃべります。この本、上下巻で1000ページ近い長編だから読むだけでもエネルギーが要ります。意外なことに3割くらいの人が読み終えていなかった。そんな人は参加資格ないのかと思ったら、べつにかまわないらしい。「上巻」しか読まなかった人が多い。(本は図書館から提供されるので買う必要は無い。提供期間は約一ヶ月)


ヒット作品なのに「悪評」だった
 この本は2014年度の「本屋大賞」に選ばれ、累計100万冊を売った新潮社のヒット作品。なのに、皆さんの評価は低くてボロクソにけなす人もいた。駄目男の感想も皆さんと同じようなもので、中身の割には長すぎる。主人公以外の人物も主人公並みに詳しく描かれ、主人公が埋没してしまった。戦闘シーンの描写が長くて話が進まない・・などです。泉州海賊が使う泉州弁も是とする人は少数でした。世間の評判とえらい違いなので、本当に100万冊売れたのか怪しい。もしや新潮社の宣伝が上手だったから捌けたのかもしれない。


というわけで、ヒット作品なのに悪評という残念な結果になりました。当会のメンバーの偏見ではなく、世間の平均的な評価ではないかと思います。しかし、大阪人でも知識が乏しい「石山合戦」の有り様が大略理解出来たという人は多く、駄目男もこれは同感です。大阪湾で大規模な海賊同士の海戦があったことは知らない人のほうが多いでせう。
 話術の上手下手が問われる会ではありませんが、要領よく話すのはなかなか難しい。数名の人は語る内容を大学ノートに下書きしていて、これを読んでいましたが、原稿作りが大変です。そこまで生真面目にやる気はないというのが駄目男のホンネです。十人十色の感想が聞けて勉強になりました。(5月26日 住吉図
書館)


住吉図書館
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