閑人帳



●トランプ大統領=サイコパス説

 中野信子という脳科学者がトランプ大統領の強烈な個性や罵詈雑言に近い発言の数々をとらえて、もしやサイコパス(精神病質、あるいは反社会性人格障害)では?と述べている。(文藝春秋3月号)外国の現役大統領をサイコパスだなんて無茶失礼な論でありますが、読めば、そうか、なるほどと納得できる点も多い。しかし、それならそれでなんだか不安が募る。世界の頂点に立つ権力者がサイコパスで委員会?。


米国はむろん、日本や世界中のジャーナリストがトランプの勝利を予想できなかったのは、彼らがエリート(知的階級)だからで、トランプ氏の強烈な個性も社会人の性格の振れ幅に収まると考えた。あるいは選挙戦のための大げさなポーズだと考えた。脳科学という視点で判断できないのは仕方ない。


サイコパスの特色はなにか。別の資料から引っ張ると・・
1:社会的規範に順応できない
2:人をだます、操作する
3:衝動的である、計画性がない
4:カッとしやすい、攻撃的である
5:自分や他人の身の安全をまったく考えない
6:一貫した無責任さ
7:他の人を傷つけたり虐待したり、ものを盗んだりしたあとで、良心の呵責を感じない


こういうタイプの人間がサイコパスだという。いつかここで紹介した、池田小学校の大量殺人事件の犯人、宅間守はこの条件が全部当てはまる。中野氏は、日本の歴史では織田信長がこのタイプだという。古い秩序を敢然と打ち破り、神仏を恐れず、冷酷な仕打ちや裏切りをためらわずに実行できる。心配や反省という言葉が似合わない。このような非情さは人間としてマイナスの評価になりがちだが、国家の命運がかかる場面では、ときに冷酷非情な判断が國を救うこともある。


程度の差はあれ、トランプ氏以外にもサイコパス的気質をもった大統領はいた。いまでも人気の高い、ケネディやビル・クリントンにもその要素があるという。そして、プーチン大統領もサイコパス気質があるそうだ。だったら、トランプと波長は合うかもしれない。


なんにせよ、地味でコツコツ努力するというのが大の苦手、分かりやすい結果を求める性急なトランプ流政治は前途多難であります。トラブルが山積した挙げ句に「や~めた」と放り出す可能性もあると中野氏はいう。もし、そんなことになれば、1974年のニクソン大統領以来の珍事だそうだ。


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