閑人帳



●雪で遅延・・東海道新幹線の泣き所

 関ヶ原~米原当たりで雪が積もると、当たり前のようにダイヤが乱れる。ここよりもっと雪の多い北陸新幹線や上越新幹線、北海道新幹線では雪による遅延はないのに、なぜ東海道新幹線だけトラブルのか。原因は線路の路盤の違いです。雪国を走る新幹線はコンクリート製の高架構造で消雪用の水を大量に撒いても問題はないけど、東海道新幹線は盛り土構造の区間があり、ここに大量の水を撒くと、水分で盛り土自身が緩んでしまう。(大雨が長時間続くのと同じ状態)散水によって雪を消すことができないのです。


線路に雪が積もると、列車通過時に雪を巻き上げ、それが車両下部の機器に付着する。高速走行で低温のため、雪が氷になり、それが積雪のない区間で落下するとバラスト(敷石)に当たって車両下部の機器を傷めたり、線路外に飛散して危険になる。
 以上の理由から、雪の多い米原~関ヶ原~岐阜羽島 区間ではスピードを落として線路の雪を巻き上げないようにする。これが遅延の理由です。1964年の開業時は、時速200キロ以上の走行の経験がなかったため、このような雪の障害が予測できなかった。


この状況を学習して、以後、寒冷地方の線路構造は盛り土をやめ、コンクリート構造を採用、散水による消雪の技術を確立して「雪による遅延」をなくすことができました。散水作業は自動化され、人間が操作することはありません。しかし、このシステムの構築自体に多額の費用がかかります。乗客の私たちは「線路への水撒き」が乗車券の価格に含まれてるなんて考えないものですが、当然、水撒き代も含まれています。


話を戻して「雪に弱い東海道新幹線」は将来解消できるのか。あれこれ情報を探してみましたが、半永久的に解決は難しいみたいです。技術的には可能でも、コストの面から不可能といえます。せいぜい遅延時間を短くすることで我慢するしかない。ならば諦めて、関ヶ原の雪景色を楽しむという逆転の発想はいかがでせうか。



新幹線


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