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<投稿>●ヴィヴァルディ「四季」を聴く  ~F~
 
 早朝ウォーキングに備えてコーヒーを飲みながらNHKーBS103chに回すと、アントニオ・ヴィヴァルディ作曲「四季」を放送していました。演奏者はベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ、リーダーは日下紗矢子さん。昨年11月の再放送です。


バロック音楽との関わりは今から45年くらい前NHKのFM放送で「バロック音楽の楽しみ」という番組があり、皆川達夫さんと服部幸三さんの二人が交代して解説されていました。テーマ曲「羊は安らかに草を食み」で始まりす。バッハ、テレマン、クープラン、ヘンデル、コレルリ・・・・など楽しみながら聞いたものです。今でも放送は「バロック音楽の楽しみ→あさのバロック→バロックの森→古楽の楽しみ」と改題し続いているそうです。


さて「四季」と言えばバロック音楽の定番。正式には「和声と創意への試み」に出版された12曲のヴァイオリン協奏曲集の内、 第1集すなわち第1曲から第4曲までの「春」「夏」「秋」「冬」に付けられた総称だそうです。イ・ムジチ合奏団のレコードが発売された頃、梅と桜に例え「四季を聴くバカ聴かぬバカ」と言われていたほど流行っていました。春夏秋冬の情景を弦楽器と鍵盤楽器で表情豊かに聞かせてくれます。春の小鳥のさえずり、夏のうだる様な暑さの次に激しい雷鳴と雨、秋の歯切れの良いリズム、そして穏やかな冬の第2楽章はまるで炬燵(イタリアに炬燵は無いでしょうが)に入り穏やかにまどろんでいるような情景を浮かびます。気楽に音を楽しみたいと思っている私にはうってつけの曲です。


奏者による表現の違いも楽しみの一つ。カール・ミュンヒンガーの規律正しい演奏、イ・ムジチでは フィリックス・アーヨの職人芸、次の ロベルト・ミケルッチ は軽快なテンポ。パイヤール、 ネヴィル・マリナー、カラヤン・・・・・・そしてイングリッシュ・コンサートの古楽器が現在のお気に入りです。


さて今回日下紗矢子さんの演奏は、出だしは「大したこと無いなあ」と感じていたのですが、あれあれ?・・・と云う感じ、段々と気迫が伝わり終演で「ブラボー!!」 たまたま今朝聴いた演奏が望外の素晴らしいもので感激しました。この演奏を好きな日本酒にたとえると、キリッとしてフルーティーな「純米生原酒」となりますか。


イ・ムジチ合奏団による「四季」LPレコードジャケット
イムジチ 



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