閑人帳



電通 



●「週刊文春」拾い読み  (12月22日号

悪徳企業「電通」の真実

 電通をコテンパンにこき下ろせるメディアは残念ながら週刊誌くらいしかない。つまり、広告の出稿で電通との因縁がない、又は希少だからボロクソに書ける。最悪は民放テレビで、年中、電通とつるんで仕事をしているから悪口なんか絶対言えない。そもそも企業体質が電通と似ていて、ヘタに批判したらブーメランで自らエライ目に合いそう。


今号で描かれている電通の悪辣ぶりは、長時間労働でもめた契約社員が問題点を労基署に相談しようとしたら「それなら解雇」と脅かされた件。女子大生が電通社員の呑み会に誘われて出かけたら、酔っ払った社員にライターの火で腕を焼かれ、重い傷を負ってしまったという暴力事件、あの「ライザップ」にイチャモンをつけて3億円よこせと脅迫した社員のゼニゲバ事件。この事件では、新聞、TVは容疑者が電通社員であることを隠した。さらに東京オリンピックに絡んで関係者に寄付を行い、コトを有利に運ぼうとする、裏取引問題。実際は、これらの十倍、百倍の悪事を働いているかもしれない。被害者の殆どは、仕事を着られるのが怖くて泣き寝入りというのが実情でせう。


電通には優秀な社員がいる。彼らが業績に貢献しているのは事実だが、多数のダメ社員もいるというのが難儀であります。もう何十年も前から言われているが、大企業の社長や金持ちの子弟が、無能ゆえに就職できず、困った親が電通に裏口入社させる。親がテレビ等の有力スポンサー企業の幹部だったら電通はヤミで受け入れる。すると、スポンサーは撤退しにくくなる。バカ息子は電通にとっては人質というわけです。


厚労省に強制捜査されるという屈辱を味わってブラック企業大賞の有力候補になったのはご存じのとおり。改善策として本社ビルの午後10時消灯といった見え見えの対応もしているが、もともとモラルの低い人間の集合体だから、あれこれチエを絞って抜け駆け・・即ち、長時間労働を続ける。いかにして過重労働を減らすか、よりも、いかにして過重労働がバレないようにするか、に腐心するのであります。


●ユニクロ潜入レポート 続編も・・・

 今号には文春の記者がユニクロにバイト員として就職し、社内の実態をレポートした記事も載っています。社員を人間ロボットみたいに扱うユニクロの社風が書かれていて、こんなところに就職したら大変だと思うが、みなさん、辛くても我慢して働いてる。この告発レポートで柳井社長の評価は落ちるでせう。但し、当記事を読んだ人だけですけど。 ファッションビジネスの先頭を走りながら、朝礼で社訓の唱和をさせるなど、なんだかなあ、であります。世間では、柳井社長は尊敬の眼で見られているのかも知れないが、社員で社長を尊敬している人がどれほどいるのか。ホンネを集めれば、せいぜい「B級」ではないでせうか。



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