閑人帳



●ボールペンなのに筆ペンの書き味 ~筆ボールペン~

 中川一政センセの書がヘタウマの見本だと言ってみたところで、自分がそっくり真似てヘタウマを名乗るわけにはいかない。自分が書けばヘタヘタであります。自分がヘタ文字しか書けないのは、もしや、筆記具のせいではないかと責任転嫁してきた駄目男でありました。


そんなヘタ文字コンプレックスの持ち主をなんとか救済しようと文房具メーカーは日夜努力している。デジタル時代だというのに、筆記具のバリエーションの豊富さは驚くほどで、ペンの類いだけでも何百種類もありそうです。筆圧の要るボールペンが嫌いな駄目男は、フェルトペンをよく使いますが、最近、ボールペンなのに筆ペンの使い心地で書ける商品を見つけました。


OHTOというメーカーの「筆ボール」。直径1,5ミリというデカいボールで、インクは普通の油性ではなさそうなさらさらした感じ、とてもなめらかに書けます。書き心地はフェルトペンと同じか、より優れていると思います。逆に、線が太いぶん、小さな文字は書けません。また、インクの消費が早いので寿命は短いはず。メーカーが「あて名書きに最適」と謳ってるのはそのせいかもしれない。


戦前生まれの駄目男の便りの交換は半分くらいが手紙、ハガキです。返信をワープロで書いて郵送してもいいけど、なんとなく後ろめたい思いがする。なので、ヘタヘタ文字で書くけど、これも気が進まない。ワープロになれると、手書き文の訂正、変更がしにくいのがとても鬱陶しい。
だから、せめて書き心地の良いペンでストレスを減らそうとするのか。この需要に答えるべく、メーカーは一所懸命に新製品開発をすすめる。


結論。「弘法、筆を選ばず」。ならば、市場にあふれるン百種類のペンはヘタ文字人間救済のために開発された。大勢のヘタ字人間が新商品の開発を促し、業界の売上げ増進に貢献した。ヘタクソ万歳!・・とヤケクソで言う。


OHTO 筆ボール 1,5 (160円)
ボールペン


横にしてヘタをごまかす。
ボールペン 





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