ウオーキング・観光



●八尾市「安中新田会所」見学

 大阪府には新田会所が3カ所保存されていて、大東市の鴻池新田会所、大阪市住之江区の加賀屋新田会所とこの安中新田会所。江戸時代に開発した新田や畑の、いわば管理事務所みたいな役目を担いました。責任者は土地の有力者がなり、設計施工からモメごとの仲裁、役所(奉行所)との交渉まで、いろんな仕事があります。住民(農民)との会合に使われるため、そこそこ広い座敷が必要ですが、この安中の会所はこじんまりしていて、普通の屋敷なみです。


当地では植田家が界隈を仕切っていたので、江戸時代から明治まで数代にわたって世襲され、ここに住み続けたため、建物や調度品が保存できました。現在は単なる見学対象だけでなく、落語やミニコンサートなども開かれる、今ふうの「会所」として活用されています。


ところで、大阪府に3カ所もの新田会所が残っているのに、他府県では存在しない?のが不思議です。(探せばあるのかも知れない)ヨソでは、川の流路を変えたり、海を埋め立てたりという大規模なプロジェクトが無かったからでせうか。今でいえば普通に公共事業なのですが、役所ではなく、民間主導で企画、実施し、200年間も継続できたのは、農民が納得できるシステムだったからでせう。

観覧料金200円 火曜日と祝日の翌日は休館
JR八尾駅南出口から東へ徒歩5分


JR八尾駅の南側、植松町に残る古い町並み
安中新田


会所の庭と母屋
安中


接客や会合に使われた座敷
安中


なつかしいポットン便所
安中


天井裏の物置
安中






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