閑人帳



●うらやましい生き方・・永六輔・大橋巨泉逝く

 テレビ、ラジオの番組に新風を吹かせ、人気も絶大だったご両人が相次いで亡くなりました。惜しむ声が多いけど、十分活躍して、功績も残して人生を全うした。これ以上、何かを望むのは酷でありませう。


この二人が世間で評価され、好感をもたれるのは、芸人、アーティストとしての技量が優れているからだけでなく、生き方そのものがあこがれや羨望の的になるからです。そこで持ち出すのが、もう5回はここで紹介した(かもしれない)「庶民の理想の生き方」像です。竹内均氏(雑誌「ニュートン」の初代編集長・故人)が述べるのは・・・

・好きなことをして

・それでメシが食え

・しかも世間で喜ばれる

という生き方です。大橋さん、永さん、いずれもこのスタイルを貫いて人生を全うしたと言えませんか。特に、サラリーマン一筋でビジネスライフを終え、余生もあまり輝かなかった大方の人には理想の人生に思える。少なくとも非難や軽蔑のまなざしでは見ないでせう。むろん、「好きなことをして」の裏側には辛いことも多々あるにせよ、だからこそ報われる喜び、達成感も大きい。上から降りてくる仕事をこなす、という普通のライフスタイルとは無縁の「我が人生」を貫いた。天賦の才能+努力の賜ですが、努力が苦にならないのが凡人との違いです。


大橋巨泉氏でいえば、国会議員になったのが唯一のドジだった。調子に乗ってミスマッチに思いが至らなかった。当然、無責任ぶりを批判されたが、尾を引かず、なんとなくウヤムヤになって忘れられた。これも人徳?かもしれない。



大橋巨泉   永六輔

 


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