読書と音楽の愉しみ



●宝島社「世界の美しい書店」を読む

 宝島社が道楽で出したとしか思えない、ムックスタイルの本。当ブログ、5月30日の記事で、Tさんのレポートとお洒落なイラストで京都・一乗寺の書店「惠文社・一乗寺店」を紹介しました。英国ガーディアン紙が選んだ「世界中の美しい書店 ベスト10」に入った店です。


惠文社は9位だったのですが、では、1位はどんな店なのか。本書を見てビックリ、巨大なキリスト教会の聖堂が「本屋さん」に変身しているではありませんか。キリスト教信者の代わりに本の信者が堂内を埋めている。こんなのアリかい?と疑ってしまう光景です。


ついでに2位は?・・これもドヒャ~~であります。なんと、オペラハウスが本屋さんになってるのです。改装するのにどれだけ金がかかったことやら、貧乏性、駄目男は心配せずにおれないのであります。こんなリッチな店のレジで、税込み400円の「週刊新潮」一冊とか、売ってくれるのだろうか。ほとんど罪悪感すら覚えるでありませう。


大小の違いはあれど、本屋さんなんて、店内は似たり寄ったりの風景と思っていたので、これはカルチャーショックであります。それでは、日本国内の「美しい書店」は? 本書の編集部が選んだのは、「函館 蔦屋書店」「代官山 蔦屋書店」「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店」「惠文社 一乗寺店」の4店です。ジュンク堂梅田店は床面積が2062坪で、広さでは日本一。


世界中に、こんなに美しく個性的な書店があるのなら、ブックマニアを集めて、世界の美しい書店めぐりをうたったツアーがウケそうな気がします。普通の観光ツアーのように、いちいち名所案内しなくてよく、客を書店に放り込んで、午後何時に玄関に集合、でおしまい。こんな楽なツアーはありませんよ。書店に入り浸ることが極楽と感じる連中だから、添乗員は書店への案内だけが仕事です。(2014年7月 宝島社発行)


第一位・ブックハンデル セレクシーズ・ドミニカーネン
(オランダ・マーストリヒトの書店)
書店 


ドームの真下はカフェになっている。
書店


第二位・エル・アテネオ・グラン・スプレンディド
(アルゼンチン・ブエノスアイレスの書店)

本書の表紙がこの店
書店 


書店

京都・惠文社の外観は、これをモデルにしたのか。
シェイクスピア・アンド・カンパニー
(フランス・パリの書店)
書店 


惠文社一乗寺店のイラスト
書店 





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