閑人帳




青山文春



●「文春砲」痛恨の撃ち損じ  ~7月7日号~

 甘利大臣や舛添都知事など、大物を一発撃沈して意気軒昂の文春砲でありましたが、今回の選挙で小物を撃ち損じてカッコワルイことになりました。7月7日号のトップ記事「安部自ら口説いた参院選トンデモ候補」のタイトルでヤリ玉に挙げた青山繁晴氏が、比例で早々当選してしまった。「アチャ~~」新谷編集長は頭かかえてドジを悔やんでるでせう。連戦連勝ストップ。まあ、こういうこともありますよ。


小ネタをトップ記事に格上げして大げさに青山氏を叩きまくった。しかし、ぜんぜんインパクトがない。自分も本誌を買って読んでみたが「これは無理筋、逆効果になるかもしれない」という感想でした。恐らく、ほかにネタが見つからなかったので、無理にでっち上げた苦しい取材ぶりが見え見えです。


文春砲の意図は、青山氏の記者時代の金銭疑惑を暴露して国民に警告、当選を阻止することでしたが、撃った砲弾がなぜか跳ね返って文春にドカ~ン。さらに、裁判を起こされてしまった。年中、超忙しいのに難儀なことです。文春は「記事には絶対の自信がある」と言いますが、標的の青山氏が当選してしまった以上、裁判に勝っても何ほどのネウチもありません。時間の無駄です。


昔の週刊文春の編集長だった花田紀凱氏も次のような見解を述べている。

(略)なにがトンデモなのか。いくつか挙げているが、主なものは、1996年のペルー日本大使公邸人質事件のとき共同通信記者として現地に長期派遣された青山さんが、経費を私的に使いすぎたというもの。
 いったいいくら使ったのか?
<「彼はペルー滞在の四ヶ月で約千五百万円の経費を使った。そのうち少なくとも四百五十万円に私的流用の疑いがかけられました」(元同僚)>

あの緊急時に4ヶ月で1500万ならちっとも驚かない。ホテル代も入ってるだろうし、タクシーのチャーター代だって、情報源の人物との食事だって普段以上に金はかかるものだ。金で情報を買うこともあるが、そんな時、領収書なんてもらえやしない。スクープを狙えば金はかかるのだ。ぼくの経験だって、金で情報を買ったことはいくらでもある。その筋の連中から情報をもらったからといって、領収書なんてくれるはずもない。


しかも、青山さんは会社がグダグダ言ってるので、その450万円は、退職金で相殺しているのだ。『文春』の記事、あとは青山さんの独自ネタは裏が取れない、とか、88年の「昭和天皇吐血スクープ」も違う見方をする記者もいるとか、噂話レベルの話ばっかり。『週刊文春』がきちんと検証できているわけではない。それを青山さんにぶつけ、青山さんが激怒する様子を長々と書いている。


-選挙戦真っ最中のこの時期に、このていどのネタでこのタイトルはやっぱりやり過ぎだ。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/hanadakazuyoshi/20160701-00059504/ (元記事は産経新聞)


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