読書と音楽の愉しみ



●京都大学交響楽団 ~第199回 定期演奏会~

 大学のオケでも創立100周年を迎えるというのだから、プロ顔負けの老舗であります。しかも、このオケは戦時中でも,敗戦時でも定期演奏会をやめなかった、ど根性オケであります。さらに言うなら、なんと運が悪いのか、二度も練習場が火災に遭い、楽器や楽譜を焼失する憂き目に遭っている。(火災に遭っても演奏会はやめなかった)


今回のダシモノは・・・
ヴェルディ 「歌劇・ナブッコ序曲」
チャイコフスキー 「眠りの森の美女」組曲
ブラームス 「交響曲第一番」
指揮 円光寺雅彦


プログラムに掲載されてる出演者の一覧表を見ると、編成を担当する裏方さんの苦労がわかります。人数が多すぎて、かなりのメンバーをふるい落とさなければならない。誰がどういう基準で、イン、アウトを決めてるのか。むろん、曲目別に振り分けるという普通の方法もあるけど、ふつうは、短い序曲より、メインの交響曲で演奏したいのが人情。


単純に年功序列で? 年長者、必ずしも上手いわけじゃなし・・。さらに言えば、文系、理系のバランスもある。男女比もある。そんなこんなで、公演本番まで、いろいろ葛藤があるでせう。まあ、最近の傾向でいえば、金管セクションでの女子の出演が増えて、チャイコの曲では、9人中6人が女子でありました。女の子がトランペットやトロンボーンの音色を好むなんて、なんか想像しにくいのですが。


ブラームスの一番。100周年の栄えある演奏会でドジな音をだしてはイカンと身構えたのか、複数のセクションのトップに他大学の学生が座っている。指揮者はこの曲をよほど振り慣れてるのか、スコアなしで演奏。おかげで、少しはテンポをゆらすゆとりもあって、アンサンブルもばっちり、立派な演奏でした。アマオケではたいていトチる、ホルン4名の腕前が素晴らしい。次の第200回記念演奏会も期待します。・・と、誉めておいて、最後に定番の一言「あんたら、勉強してるんか?」  (6月29日 兵庫県立芸術文化センター大ホール)


終演後のロビー

京大演奏会






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