ウオーキング・観光



●残念「てんしば」が「砂漠」に変身 ~天王寺公園~

 昨年秋、天王寺公園のリニューアル工事で、中央の広場が緑の芝生広場になって多くの行楽客に喜ばれてきました。特に、子供づれの家族に人気がありました。それが・・半年あまり経ったいま、芝生の緑はすっかり消えて「土の広場」になっています。知らずに訪ねてきた人はガッカリでせう。


見事に消えた芝生。緑のテントは行楽客用の日よけ
てんしば


あまりに見事に変身しているので、何か事情があって、人為的に芝をはがしたのではないかと思い、現場の警備員に尋ねたところ、剥がしたのではなく、自然に消えてしまったとのことです。消えた理由は、たくさんの人が来たから、だそうです。つまり、芝の耐久性、再生能力を遙かに超える人数が訪れて踏みまくったから、消えてしまった。残念。


当地は大阪市が管理する公園ですが、利用価値を高めるため、運営を民間に委託するかたちで近鉄グループの企業へ20年間の期限付きで委託しました。企業は利益をあげるため、当然、従来より多くの利用者をあつめる工夫をします。その最たる方法が芝生広場(てんしば)でした。
これで行楽客を集め、広場周辺につくったレストランやカフェで売上げを目論む。この企画はアタリでした。連日、大賑わいです。新しく大型バス用の駐車場もつくったので、小学生の遠足団体もドドドと来場。


そして、大繁盛の結果がこれです。芝生広場の砂漠化。うまいこと行きませんなあ。これじゃ、折角ネーミングした「てんしば=天王寺公園の芝生広場」もカタなしです。リピーターが多いから、緑が美しいころに来た人が再訪したら仰天するでせう。詐欺ちゃうか、と言われそうです。


むろん、近鉄の当事者はものすごくアセって対策を考えてると思います。そもそも、芝生の負荷を計算せずに無料開放したのが大失敗なのですが、基本的には設計者の単純な想定ミスだと察します。
 再度、公園を閉鎖して工事のやり直しは許されないでせう。営業しながら、利用者に嫌われない方法でリニューアルする必要があります。ま、その辺はプロだから上手に解決すると思います。ただ、これまでのように、大人、子供が自由に走り回れるという利用法は無理かもしれない。さりとて、人工芝の採用はアウトでせう。逆効果になりかねません。自分ならどうするか、散歩好き,公園ファンの方、頭の体操のつもりで考えてみて下さい。


昨年10月のオープンセレモニー
てんしば  


「てんしば」という名前も分かりやすくて良かったのに・・・
てんしば 


この酷使に耐えられなかった
てんしば 


てんしば 




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