大阪日暮綴



●がんばってます・・玄人なみの力作を拝見

 毎年、ここで紹介する、画家、川島恵美子さんのギャラリーで、恵美子さんの姉、松本千恵子さん夫婦が作品展を開かれたので拝見しました。
 智恵子さんは今年88歳。染織とパッチワーク作品が主で、お洒落なデザインが魅力。一枚つくるのに如何ほどの時間と根気がいるのか、と同情したくなるほどの精緻なつくりです。ご本人は「まだ習ってる段階です」というけど、駄目男の目にはプロ並みのワザと映りました。


ご主人の博さんは、定年まで町工場で旋盤工一筋の職人人生を送った人です。退職後、奥さんのアート感覚に影響されたのか、鉄を木に変えた木製クラフト作品の制作に励み、こちらもシロウトとは思えないハイレベルの作品に仕上がっています。材料の加工のあとに漆の装飾、仕上げをするので、木材の乾燥時間からいれると、2年、3年、の時間がかかり、鉄の加工とは別世界の体験になります。


夫婦は、宮城県大崎市にお住まいですが、この町は、市民の創作活動に対する援助にとても熱心で、制作に必要な場所、設備、材料など,気前よく提供してくれるとのことです。高齢者に創造的な趣味をもってもらい、心身健康な日々を送ってもらえば、すなわち、医療や介護の出費を減らすことができるわけで、天秤にかければ、アート活動を応援したほうが安上がり、と計算してるのかもしれません。こういう考え方には賛成します。


会場風景
松本さん個展



松本千恵子さんの作品
松本 



松本 



松本 


松本 


松本博さんの作品  模様は金箔ではなく、卵の殻のカケラ。
松本 



津軽塗りの技法を参考にしたお椀
松本 





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