ウオーキング・観光



●堺の「土塔」を見物

 土塔のある場所がとても交通不便なところとカン違いしていたが、よくよく地図を見ると、そうでもなかった。泉北高速「深井駅」から徒歩15分くらいで行けると分かったので訪ねてみました。


日本で唯一?かもしれない「土塔」。塔といえば、五重の塔や多宝塔など、木造建築をイメージしますが、これは文字通り土を積み上げた、タワーとは言いがたい低層の構造物です。和製ピラミッド?といえるかもしれないが、墓ではないのでクレームが付きそう。底辺が53mの四方形、高さ9m弱の十三重で、十三に意味があるかも。


設計は、後の空海と同じくらい、インフラ、土木事業に熱心だった僧、行基。なんでこんなデザインにしたのか、これが一番知りたい点ですが、わからない。単に「新しもん好き」のせいだったりして・・。インドや中国に先例があって「ワシならこんな設計にする」と、マネたのかもしれない。工事に狩り出された農民たちも「わしら、何を作ってるんだか」分からないまま土を積み上げたことでせう。


土のままでは崩れてしまうので、瓦を使って浸水を防いでいる。その数、6万枚というから、焼くだけでも大仕事だった。寄進者の名前を書いたものも見つかっている。但し、時代を経て荒廃してしまい、下の白黒写真のように、ただの土の山になってしまった。それでも、奈良時代から1300年間、消滅せずに残ったのは奇跡といってよい。その気になれば、百姓一人でも崩して田畑にすることができたのだから。
 ようやく貴重な史跡だと認められ、復元されたが、予算不足?で、きれいに整形されたのは2面だけ、という中途半端な仕事になっています。


土塔公園入り口から土塔を見る
土塔




瓦をこんなふうにデザインした行基のセンスに脱帽。
土塔 



ディティール
土塔 



横にミニチュアの土塔が展示してある。瓦の使い方は少し違ってる
土塔 



よくぞ壊されずに残ったもの。これから80年後にようやく復元された。
土塔 






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