大坂日暮綴



●「西成文化革命」進行中  ~その1~

■cocoroom がゲストハウス経営に乗り出す
 西成情報に詳しい人ならすでにご存じ、詩人の上田假奈代さんが主宰する動物園前通り商店街のcocoroomが百メートルほど南へ引越し、ゲストハウスも経営することになった。たまたま前を通りがかったので、店内を覗いてみると・・イヤハヤ、素晴らしい、又は、すさまじい空間なのであります。


新世界界隈ではブイブイ言わしてるホテル中央などの努力が実って、当地に宿泊する外国人観光客がものすごく増えた。で、在来のドヤ街のドヤを次々にリフォームして「ゲストハウス」と称する簡易宿泊所を増やしてるのですが、ココルームさんもこの流れに乗ったらしい。約30人ほどを収容できるゲストハウスを開業しました。相部屋なら、一泊2500円、個室で3500円程度の値段だから、一般のホテルより格段に安い。


これだけなら単なる宿泊施設なのですが、ココルームでは、この空間をコミュニティづくりの場にもしようと、一階の奥に食事処をつくり、宿泊者どうしがワイワイしゃべりながら酒とメシを楽しめるようにした。といっても、10人ほどが座れる掘りごたつ式のテーブルが一つあるだけですが。(テラスにもテーブルと椅子が数人分ある)


さりとて、プロの料理人を雇えば金がかかるから、近所のおばちゃんのパートですべてを賄うらしい(不詳)外国人のニーズに応えられるでせうか。むろん、イヤなら外の食堂、酒場へ行けばよいけど、ドヤ住人相手の店で上手く対処できるのかという懸念もある。新世界の酒場よりさらに安い値段でウマいメシを・・ま、心配することないか。


下の写真は上田さんのセンスが反映されたインテリア、エクステリアを紹介するものです。ホテルやレストランはかくあるべき、という常識を積んだ普通の日本人観光客は怖じ気づいて入れないでせう。しかし、西成のゲストハウスって、どんなもんやねん、の興味にかられたマルビ旅人にとっては十分に魅力的な宿になると思います。


いまだにドヤ街の風紀に恐怖心を抱いて「一人でよう歩かん」と敬遠する人がいるけど、それは無知と偏見による誤解、ぜんぜん心配はいりません。09年につくった拙著「なにわ快道100キロガイド」でも案内してるくらいです。新世界から動物園前通り、山王商店街をへて、あべのキューズモールに至る道は、歩行経験者が極めて少ないという意味で「大阪市内最後の秘境コース」であります。ぜひ歩いてみてくだされ。


■「なにわ快道100キロガイド」
http://oskjk.blog107.fc2.com/blog-category-28.html

■cocoroomの案内はこちら
http://cocoyadoya.org/

新しいcocoroom ゲストハウス+カフェ+ガーデン
          
(4月22日現在の様子です)


オーナーの上田假奈代さん
ゲスト


ハウス外観 なんだか草間弥生ふうのペインティングで装飾
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玄関入ると先客が・・。ゴミを透明シートでくるんだ人物像。とても良くできている。
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本館の裏側
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カフェ? 「あんた、今からお茶立てまんのか」と言われた。「ほっといてんか」
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カフェテラス風景 ただ今、片付け中です。
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ガーデン風景。
「どこがガーデンやねん」などと正しい疑問をもってはいけません。フェンス外の草地は昔の南海天下茶屋線の線路跡地。
ゲストハウス ココルーム


カフェテラスの工事で余ったコンクリートを捨てるのが面倒なので、こうして「盛りつけ」したらしい。
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戸建てゲストハウス(中央の一棟)
左はトイレ棟、右は上田さんの居室?。天井、壁面はラワンベニヤ板、素地のまま。工事の大半はボランティア活動による。
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戸建てゲストハウスの内部 この部屋は大阪市立大学のアジト(笑)にもなってるみたい。
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キッチン。
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冷蔵庫なのだ。文句あっか。
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