閑人帳



●エキスパンションジョイント

 熊本市の13階建てマンションの棟をつなぐ渡り廊下が地震でちぎれそうになってる画像がテレビにでて、わ、欠陥工事か、と心配になった人がいるかもしれない。(下の写真)なんだかコワイ場面でありますが、これは地震のときは壊れるように設計してあるので、大騒ぎすることはありません。大型で、L字型やコの字型の建物はみんなこのような設計になっています。


渡り廊下の継ぎ目が壊れた、熊本のマンション
エキス


実は、駄目男の住むアパートもこの仕掛けがあって「エキスパンションジョイント」という、揺れに対する緩衝設計が施されています。外見では一体に見える建物が、実は切れ切れになっていて、地震の震動ではそれぞれの建物が固有の揺れ方をする。これでエネルギーを分散します。
 天井にも廊下にも隙間があり、廊下には鉄板などを加工した「渡し板」があるので分かります。これで二つの棟をしっかりつないでしまうと建物本体が壊れるから、一定の力が加わると離れる(壊れる)ようになっています。
熊本のマンションも、ジョイント部(渡り廊下)が壊れることで、建物本体の損傷を防いだことになります。


駄目男の住むアパートの継ぎ目にある「エキスパンションジョイント」は古い設計なので、段差が7~8センチもあり、車椅子や台車の通行にはとても不便。新しい建物は廊下とフラットの設計になっている。隙間は約15センチ。
エキス


天井の隙間と渡し板の裏面(奥の方)を見たところ。
エキス



概念図
エキスパンション

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