閑人帳



●映画「マルタの鷹」鑑賞

 Fさんにチケットを頂いてタダ見。1941年公開(日本では1951年)、即ち、太平洋戦争がはじまった年で、駄目男は2歳でありました。主演のハンフリー・ボガートをスクリーン上で見たのは十数年あとです。この映画がなんで現在でも人気があるのかといえば、作品の内容より、H・ボガートのキャラの魅力のせいでありませう。ハードボイルド映画といえば、このオッチャンを想像するくらい人気がある。正義の味方なのか、ワルなのか、ようわからんというキャラにはぴったりの容貌です。


しかし、探偵映画として見たら、期待はずれでした。ストーリーがややこしくてついていけない。セリフが多すぎる。ハードボイルドという割りにはカッコイイアクションシーンもない。うだうだ口げんかしてる間に終わっちゃった、という感じです。100分の上映時間中、95分くらいが室内のシーンなのもいただけない。1940年代の作品だから評価されるのであって、今なら安っぽいテレビドラマのレベルです。


長生きしたのかと思っていたら、57歳で亡くなっている。病名は食道癌。ファンはみんな「煙草吸いすぎのせい」と想像しそうだ。映画でもしょっちゅう煙を吐いてるけど、実生活でも大変なヘビースモーカーだったらしい。その意味では、よき時代を生きたスターでした。(3月26日 弁天町生涯学習センター)


マルタの玉



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