読書と音楽の愉しみ



●93歳 スクロヴァチェフスキの「ブル8」を聴く

 日曜日のEテレ「クラシック音楽館」でブルックナーが取り上げられるのは稀、さらに、指揮がスクロヴァチェフスキとあれば聞き逃すわけにはいかない。早めに風呂に入って、パジャマ姿で寝転んでの鑑賞であります。(今回、ようやく、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキの名前を覚えた。しかし、明日には忘れてるかも)


1923年生まれだから、今年93歳。現役最高齢指揮者かもしれない。しかも、椅子を使わず、譜面も見ずの演奏が85分(「第九」より10分くらい長い)だから、途中でへなへな~とならないか、余計な心配してしまいます。今回の演奏は読売日本交響楽団。


感想をくどくど書いても、誰も読まないので略しますが、ま、とことん、デリカシーにこだわる、上等吟醸酒の味わいであります。メンバーもよく応えていた。そして、第4楽章のコーダ。これが、あっと驚くどんでん返しでありました。最後の3分は、プレイヤーも聴衆も血圧がぐんぐん上がってクライマックスになるのでありますが、スクロおじいさんの棒は「お茶漬けの味」を選んだ。あっさり、軽~い、今まで聞いたことのないブル8のラストシーンでありました。こんなん、ありんすか?が正直な感想。93歳だから枯れた演奏でいい、ではないと思うのですが。


20年間、朝比奈隆の「解釈と演奏」に洗脳されてきた駄目男にとっては衝撃のブルックナー8番でしたが、会場のブルックナーファンもさぞ面食らったのではないでせうか。(1月21日 東京芸術劇場)


6歳でブルックナーの交響曲と出会った
burukkuna-


buru


団員が舞台を去ったあとも喝采に応える・・朝比奈隆の演奏でも同じシーンがあった。なつかしい

buru

スポンサーサイト