閑人帳



●読めなかった「独擅場」

 ビジネスマンが常用する言葉で、意外に読めない、間違いやすい単語のベスト10が紹介されていました。その中で半数以上の人が読めなかったというのが「独擅場」です。これって「どくだんじょう」やろ、と言いたくなりますが、正解は「どくせんじょう」です。
 ・・むむ、良く見ると、まん中の字は「擅」で「壇」ではありません。手ヘンと土ヘンのちがい、これをうっかり見逃していました。ぐやじい。


しかし、意味はどちらもほぼ同じなのです。「独擅場」は「自分ひとりの思いのままに振る舞うこと」、「独壇場」は「その人ひとりだけで、おもいのとおりの振る舞いができるような場面、分野」で、まあ、似たようなものです。では「独壇場」は間違った言葉なのか、というと、そうではありません。間違える人が多すぎて「独壇場」(どくだんじょう)のほうが多数になり、いつのまにか常用語になってしまいました。


「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」なんてヤバイ標語がありますが、こんな感じで、間違えて読む人が多数派になって、本来の言葉を駆逐してしまった。その流れで、NHKも「独壇場」(どくだんじょう)を法放送用語として使っています。実際、会話や文章で「独擅場」(どくせんじょう)の語を使う方がヘンに思われるでせう。


読めない、読み間違いやすい言葉ベスト10は

1位 独擅場(どくせんじょう) 53.0%(間違い率)
2位 早急(さっきゅう) 28.5%
3位 逝去(せいきょ) 18.0%
4位 乱高下(らんこうげ) 16.5%
5位 代替(だいたい) 15.5%
6位 相殺(そうさい) 8.0%
7位 汎用(はんよう) 6.5%
8位 踏襲(とうしゅう)  6.0%
8位 惜敗(せきはい) 6.0%
10位 凡例(はんれい) 5.5%      です。


数字からみて、2位以下のことばは、殆どの人は正しく読めることがわかります。しかし、約半分の人が「独擅場」をちゃんと読めるというのがまたぐやじい。


参考情報
http://news.livedoor.com/article/detail/11186497/
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/121.html 


独壇場




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