読書と音楽の愉しみ



●堀江貴文著
 「ネットがつながらなかったので仕方なく本を
 1000冊読んで考えた そしたら意外に役だった」を読む

 ご存じ、ホリエモンの読書録であります。但し、読んだのは塀の中、すなわち、刑務所に収監されてる2年半のあいだに読んだ本のあれこれをつづっています。その数、1000冊というから凄いけど、漫画もかなり含まれている。ほかに雑誌も乱読している。
 本など読まない、カネカネキンコの生活から、一転、囚われの身になったことで、にわか読書家になった。その体験をこのような本にして売り出し、またゼニ儲けするのだから、これも才能ではあります。


いったい、どんな本を読んだのか。本人がピックアップした本、42冊から、さらに10冊をセレクトすると、次のようになります。

◆「理系の子」ジュディ・ダットン著

◆「ロケットボーイズ」ホーマー・H・ジュニア著

◆「反原発の不都合な真実」藤沢数希著

◆「外資系金融の終わり」藤沢数希著

◆「二重らせん」J・D ワトソン著

◆「五体不満足」乙武洋匡著

◆「東京タワー」リリーフランキー著

◆「武士の家計簿」磯田道史著

◆「フェルマーの最終定理」サイモン・シン著

◆「ニートの歩き方」pha著


けっこうワイドなジャンルであります。当人は東大の文系中退という学歴ですが、関心はもっぱら理系の世界で、さすがに「土佐日記」なんかは読まないみたい。現在は液体ロケットの開発をすすめる会社の代表。こんな仕事、儲かるとは思いませんけどね。カネカネキンコはライブドアで卒業したのでせうか。


なんにせよ、2年半、刑務所暮らしという、ふつうは屈辱的な体験を、あっけらかんとして、シャバに戻れば即日、従来通りのホリエモンの顔してテレビに出たりする。このキャラクター、なかなかマネ出来ません。また、世間も、昔ならいう「前科者」のイメージで彼を見る事がなさそうな感じです。これを人徳というのはちょっと抵抗があるけど、ネガティブな人生体験を隠すどころか、本書のように自己宣伝のネタにしてるのだから、ほんま、よーやるわ、とこちらが位負けしてしまいます。
 でも、こういう横紙破り、アンチな人物がいたほうが面白い。これからも、好きなように生きとくなはれ。(2013年 KADOKAWA発行)


ホリエモン 


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