閑人帳




●外国人にも分かりやすい地図記号に

 国土地理院では、地図に表記する記号を外国人にも分かりやすくするために、リ・デザインします。大使館や留学生などの意見も聞いて18種の記号を考案、意見がまとまれば、逐次、実施します。いわば、地図記号の国際化です。以下は現在の案ですが、浸透するまで少し時間がかかりそうです。

なお、これは新しい外国人向け地図の作成に関わるもので、従来の地図の記号を強制的に変えることはしないとのことです。

◆お寺の記号
 地図記号で一番おなじみの神社記号とお寺の記号、神社のほうは従来通りのデザインですが、お寺は卍(まんじ)が三重の塔に変わります。個人的にはちょっと残念という思いです。卍が廃止されるのは、あのナチスのシンボル、鈎十字と似ていて、欧米人には見たくない不快な記号だから、という理由で変えます。良く見ると、卍と鈎十字とは裏返しのデザインなので、ぴったり同じではないけど、パッと見の印象は同じに見えてしまう。寺院にとっては、えらいとばっちりです。

卍のオリジナルデザインはヒンズー教のシンボルのようですが、ナチスがこれを採用したのは偶然の一致ではなく、歴史を遡って優秀な古代民族、アーリア人の末裔でありたいという願望が根拠になっているらしい。

地図記号     記号

               ナチスの国旗


◆郵便局の記号
 明治以来親しんできた〒マークが変わって封筒のかたちになります。外国人には〒マークの意味は全然分からないのだから、これは変えて当然ですね。

記号



◆ホテルの記号
 〇の中にHを入れた記号が普及しているけど、これはヘリコプターの着地点表示マークと同じなので間違いやすい。それで下のように、ベッドに人が寝ている形になりました。しかし、実際の地図では2ミリ~3ミリのサイズで表示されるので分かりにくいような気がします。

記号



◆コンビニの記号
 これもデザインが難しい。サンドイッチとボトルを記号にしているけど、ちょっと形が複雑すぎるような気がします。

記号コンビニ



◆温泉の記号
 これは従来通りです。誰が発明したのか知らないけど、シンプルで分かりやすいグッドデザインです。これなんか、外国にもアピールして、ユニバーサルデザインとして採用してほしいものです。

記号


◆キリスト教会とモスク
 こんなのを見ると、時代が変わったなあと思ってしまいます。キリスト教会はともかく、モスクのデザインは前例がないだけに、日本人に浸透するにも時間がかかりそうです。


キリスト教会
キリスト 



モスク
記号


今後は紙の地図より、スマホなどでの利用が多くなるから、記号もデジタルメディアで使いやすいデザインになります。また、山の名前の表示も一定のルールをつくって、外国人に分かりやすい表示になります。

 
引用元

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/chizu2/20160114_738509.html



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