大阪日暮綴



●「四天王」みんな逝ってしまった

 桂春団治が亡くなって、上方落語の「四天王」といわれた大御所はいなくなりました。松鶴、文枝、米朝、春団治、の時代は終了です。
 彼らを継ぐ次世代四天王は?・・自分のイメージで勝手に選ぶと、仁鶴、文枝、ざこば、文珍、を挙げたいけど、いかがでありませうか。枝雀が生きていたら、五天王になったかも。仁鶴師匠は、来年あたり?80歳で、ライブで落語を聞ける機会はもうあまりなさそうな気がします。


四天王の噺をCDなんかで聞いて感じることは、なんというか「懐かしい大阪弁」に浸れることですね。今とどないちがうねん、と問われても答えにくいけど、古い大阪をイメージできる語り口になっていて、何十年か昔にワープできる。まあ、懐かしいだけで評価してはあきませんが。 春団治師匠は「いかけや」を得意ネタにしてたそうですが、完成度の高さを誇れる一面、「いかけや」の意味が分からない人が増えたために、高座にかけにくくなった。これも時代の流れ、難儀なことです。


次世代「四天王」候補のなかで、一番聞きたい噺家は誰か。自分の好みでいえば文珍。笑いの相性がいいのと、先輩のコピーだけではない、自分流の工夫が散りばめてあり、若い人にも分かりやすい。時代感覚を上手に取り入れる点では一番だと思います。以前に書いたけど、創意工夫の余地が大きい「地獄八景亡者の戯れ」は、師匠の米朝より上手いと思ったくらいです。


桂春団治

春団治




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