読書と音楽の愉しみ


●爆売れ「火花」に水をかける人たち

◆順番待ちが3,566人
 昨年夏に発売された「火花」は半年近くたった今でもベストセラーになっています。累計250万部はいきそう。売上げ30億円ナリ。
 一方、さらなる売上げ拡大を阻止してる人もいる。図書館で借りて読む人たちです。1月09日現在、大阪市立中央図書館における「火花」の予約者は3,566人。これに対する蔵書は95冊。この順番待ち人数の多さは昨年夏とかわらないので、大阪市内だけでも、何千人もの「買わずに読む」人がいることになります。嗚呼、ぐやじい~~、出版社は地団駄踏んで悔しがります。


何千人もの読書希望者に対して、95冊しか売れなかった。たまりませんねえ。そのタダ読みを図書館がサポートしてくれる。よって「火花」の読者は、のべ300万人を越えると思います。そのうちの2割方はタダ読みで楽しみます。出版社にとって、図書館は営業上の損得においてビミョーな存在であります。


◆ベストセラーは貸し出し規制を、という作家
 昨年、直木賞作家の朝井まかてさんは、図書館での講演会で、こんな発言をした。「地味な専門書、学術書はともかく、流行ものの文芸書は、図書館においては、出版後、せめて六ヶ月は購入、貸し出しをしないでほしい」と。これを図書館のホールで言ったのだから聴衆はびっくりした。そこまで言って委員会?。ま、大半の聴衆は反感を覚えたと思っています。


朝井さんの弁によると、一口に作家といっても、その収入格差はものすごくて、又吉さんのようなシンデレラ的ラッキーな人もいるけど、芥川賞、直木賞をとった作家でも、年収200万そこそこでプアな生活をしている人も多い。本が売れなければ収入ゼロは当然で、なのに、プライドは高いから、コンビニで働くわけにもいかない。で、ヨメさんの収入で細々暮らすはめになる、創作力が失われるというスパイラルに落ち込む。


出版社と作家の収入を確保するために、なんらかの規制を望む、という意見でありますが、読者にすれば「売れる本を出しなさいよ」の反応でおしまいになるでせう。そんなこといわれなくても、作家も、出版社も必死のパッチで考えているのですが、大ヒットは出にくいのが実情です。

◆止まらない「本離れ」
 文化庁の調査では、国民の約半分は、一ヶ月に一冊の本も読まないというデータがでました。ホンマか?と疑いたくなるけど、読書離れは年々進んで、スマホの普及や高齢化がこれを助長しているらしい。年に数冊の本も読まずにノホホンと生きてるなんて、自分には想像外だけど、それが、どないしてん、と言われたら、ままま、お好きなように、というしかない。


本は常に図書館で借りて読むという人が出版文化の隆盛に寄与しつつ、一方で、ちょびっと水をかける、足を引っ張る役目もしているのは残念だけど、全体からみれば微々たる問題かもしれない。・・にしても、なんか、良いアイデアはないものか。


参考資料
http://www.garbagenews.net/archives/2101334.html


駄目男式「火花」売上げの邪魔をする読書法
 芥川賞作品を掲載した月刊「文藝春秋」を買って、作品頁をナイフで切り取り、ホッチキスで綴じて製本?します。 自分が読むだけでなく、回覧もするので、かなり意地悪。書店、出版社の敵であります。これで約1万円の売上げを邪魔した。
出版不況


又吉さん、売上げの邪魔して、スビバセンね。
出版

出版物の売上げは年々下がり、昨年は1兆6千億円を切った。この金額は、パチンコ店最大手「マルハン」一社の売上げより少ない。
出版





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