閑人帳



●鉄ちゃんならずとも嬉しくなる話


◆その一・自閉症男性が描く細密画に感心
 幼児から自閉症で世間とのつながりがない人が、雑誌や写真で見た鉄道風景をリアルに描く。これを知った「日本信号」という鉄道関連機器のメーカーが株主報告書の表紙にその絵を使った。
 堅苦しいレポートの編集に粋な計らいをしたといえますが、おかげで多くの人の知るところになり、ご本人や家族にも励ましになった。


下の二例がその作品ですが、まるで写真のような細密でリアルな表現に感心します。驚くのは、この絵を下書きなしに描くこと。プロでも難しいのに、いきなり本番で細かく描き出すらしい。むろん、ご本人は外部での絵画のトレーニング経験なしだから、持って生まれた才能なのか。
 二枚目の絵など、なんか空気感さえ感じる出来映えです。以前にも自閉症の人の素晴らしい作品を紹介したことがあるが、凡庸世界に浸る自分には理解できない、天が与えた才能と映ります。


埼玉県日高市在 福島尚さん(46)の作品二題
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◆その二・乾電池で電車を22キロ走らせた
 総重量2トンの手作り電車を、乾電池600本のエネルギーで22キロ走らせた。ギネス記録達成。チャレンジしたのは埼玉県立川越工業高校の生徒13人。電気科電車班という、明快に就職対策ととれるチームが指導先生のもと、苦労を重ねてのチャレンジです。


実施したのがテスト用レールではなく、営業路線のダイヤを臨時に変更して、というのがほほえましい。秋田の「由利高原鉄道」という閑散ローカル線ならではのイベントで、地元の人にはちょっとした事件みたいなことだから、大勢が応援してくれました。


いくら高性能をうたっても、しょせんは乾電池だから、わずかの登り勾配でも抵抗が大きくなって時速は4キロ未満、歩くスピードに落ちてしまう。ハラハラしながら停止を避け、なんとか22キロ(11キロコースを往復)新記録の距離を達成しました。生徒の皆さんには一生の思い出になる。指導した先生は来年、定年退職だそうですが、最高の置き土産になりました。


電車の車体などには「エボルタ」と言う商品名のプレートがありましたが、ナレーションでも、スポットCMでも「パナソニック」の社名は一切出さなかった。もし、一回でも電池の宣伝をしたら、しょせん、宣伝番組かい?と、視聴者の印象はかなり悪くなったでせう。(12月5日 関西TV番組視聴)

参考・引用情報
http://www.obako5.com/
http://panasonic.jp/battery/drycell/evolta/challenge/2015/


アイデアから組み立てまで、全部生徒が行う
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最高時速が14キロだから、写真も撮りやすい。
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みんなに祝福されてゴール!
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指導の先生を胴上げ
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