閑人帳


●柳原良平さんの手書き絵<にしき丸>

 古いファイルを整理していたら、下の絵が出てきました。関西汽船、別府航路の客船<にしき丸>です。今年8月に亡くなった柳原さんは、言うまでも無く、サントリーのキャラ、アンクルトリスの生みの親です。一方、大変な船好きでも知られていました。
 左下に70年7月のサインがあるので、今から45年前、大阪万博の年に入手したことになります。絵は往復はがきの返信欄に描いてあり、差出人も柳原さんなので、直接送ってもらったのでせう。


 ハテ、なんでこのやりとりがあったのか。肝心なことが思い出せない。怪しい記憶を書くなら、当時、購読していた雑誌「旅」の読者サービスのひとつで、「あなたの好きな船の絵を、良平さん直筆の絵でプレゼントします」みたいな企画があったのかもしれない。全国から往復はがきでたくさんの応募があったうち、運良く当選した・・。
 それにしても、良平さんはこんなに手間のかかるサービスをよく引き受けたもんだと感心します。当時は大変な売れっ子イラストレーターだったから、こんな手作業そのまんまの仕事なんかやってられないハズと思うのですが。(サントリーの仕事の合間に、息抜きのためにやった?)


自分はなぜ<にしき丸>の絵を希望したのか。これもわからない。もしや、高校の修学旅行の帰りに別府から大阪まで乗ったのがこの船だったのか。当時、この<にしき丸>と<こがね丸>は関西汽船で一番大きい客船で、別府航路の花形だった。・・と、まあ何ともええ加減な記憶です。戦前に建造された船で鈍足だったから、別府~大阪はまる一日かかったかも知れない。


ネットで調べると、1848トン、昭和9年建造。高度成長期はフェリーが台頭し、純客船では稼げなくなって、昭和46年に外国へ売却されました。絵とネットの参考写真を比べると、けっこう正確に描いてあり、良平さんは、もしやこの写真を見て描いたのでは?と思えます。


写真引用元
http://teikisen.cocolog-nifty.com/blog/cat49332752/index.html


柳原良平手描きの<にしき丸>
良平



にしき丸の写真
良平


アンクルトリス
良平  



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