閑人帳



●今となっては超お買い得? ~大阪市蔵、モディリアニの名画~


 11月9日、クリスティーズ・ニューヨークで行われたオークションで、モディリアニの「横たわる裸婦」が史上2位の高値で落札されました。その値段、209億円! 落札したのは上海の成金おじさんです。 で、思い起こすのは、同じモディリアニの「髪をほどいて横たわる裸婦」。これは大阪市のコレクションで、バブル景気のころ、19億円で購入しました。当然、役所が勝手にこんな高価な絵を買うなんて・・と市民から批判が起きました。


あれから幾星霜、といっても二十数年ですが、きつい財政ピンチにもかかわらず、市はこの絵を売らなかった。そして今回の類似作品のびっくり高値。現時点では「売らなくてよかった」絵になりました。仮に、今売れば、懸案の「近代美術館」の建設費用が、この絵一枚の代金で賄えます。(100億円以上で売れるという意味です)では、市の財政は苦しいから売るべきか。市民はどう判断するでせうか。賛否五分五分かな、と想像します。(駄目男は反対です)


それにしても、なんでこんなに狂ったような高値がつくのか。買う気満々の大金持ちはいっぱいいるのに、買いたい作品が市場に出ないからです。だから少ない名品に買い手が殺到し、値段がつり上がる。さらに、今回の件のように、中国人の「爆買い」が加わる。ゲージツの素人が札束を積んで買い占めるのです。


因みに、このオークションでは、奈良美智氏の「小さな星の住民」が4億2千万円で落札された。目が点になりそう。史上一位の高額作品はピカソの「アルジェの女たち」で215億円。タマランです。

参考記事
http://www.sankei.com/world/news/151111/wor1511110033-n1.html

http://www.christies.com/lotfinder/paintings/yoshitomo-nara-the-little-star-dweller-5946130-details.aspx?from=salesummary&intObjectID=5946130&sid=1450142c-5fb7-4bd1-a3c6-4bcae3975eaf


今回落札された「横たわる裸婦」209億円
裸婦像



大阪市が所蔵する「髪をほどいて横たわる裸婦」
裸婦像



ピカソの「アルジェの女たち」
裸婦像





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