大阪日暮綴



●文楽「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」鑑賞

 Mさんからチケットをいただいて無料で鑑賞。日曜日なので満席で、若い人もおおく、活気のあるホール風景でした。
 さて、この初見のダシモノ、題名を読める人、皆無ではと思いますが、(むろん、自分も読めない)中身も十分にちんぷんかんぷんです。歌舞伎や文楽の筋書きに荒唐無稽は当たり前ですが、さらに、本題には支離滅裂というオマケも加わって「で、なんの話どす?」という感じ。失礼ながら、浄瑠璃としては駄作だと申しあげる次第でござりまする。


通しでの上演が何十年ぶりという希少性で「名作」でないことが分かります。駄作の上に上演時間が4時間(休憩時間除く)を要するとあっては企画自体、びびってしまうでせう。江戸時代なら6時間以上、一日がかりの上演になったと思います。駄作の理由は脚本がヘタだからで、鑑賞しながら、自分ならこの段は省略するけどな、とか、頭の中で勝手に作り替えたりする始末でした。自分の生きてる間に、通しで再上演することはなさそう。まあ、たまには、駄作体験も勉強になりますけどね。


義太夫と三味線に若手がたくさん出ているのは頼もしい。ベテランとの差がくっきり、というのが気の毒な場面もあるけど、場数踏んで成長できます。人形遣いでは吉田幸助がめきめき売り出しそう。ベテラン、桐竹勘十郎はラストで宙乗りまで演じて、やんやの大喝采でした。(11月22日 国立文楽劇場)


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