読書と音楽の愉しみ


●芦屋交響楽団 第84回定期演奏会

 数年ぶりの鑑賞。当楽団は、関西のアマ・オケでは、技量と規模においてトップ。集客力でもナンバーワンを誇ります。2000人のホールをいつも満杯にできるアマ・オケはここだけでせう。


今回のプログラムは・・
ベートーベン・・「エグモント」序曲
ラフマニノフ・・パガニーニの主題による狂詩曲
マーラー・・・・交響曲第一番「巨人」

 おなじみの曲ばかりなので気楽に聴けます。ラフマニノフでピアノを弾いたのは、指揮者、黒岩英臣さんの息子さん。珍しい親子共演です。彼はアンコールでベートーベンの「エリーゼのために」を弾いたが、これは珍事と言えます。ゆっくりしたテンポで情感たっぷりに弾いて、おばさんたちのハートを掴んだことでせう。


文頭で「関西ではトップ」のオケと書いたが、無い物ねだりを言えば、弦楽器のユニゾンで音色に色気がない、テンポにゆらぎが欲しい、など勝手なことを言いたくなります。技量がハイレベルであるゆえに、贅沢な不満も湧きます。・・ゴメンナサイ。


マーラー「巨人」はホルン8本をそろえて、これが大健闘。ほかのオケにはできないダイナミックな音を響かせました。コーダでもアンサンブルが乱れず、ピシッと締めくくれたのは鍛錬の賜です。次回はR・シュトラウスの「英雄」をやるというので、これも楽しみです。普通のアマ・オケが尻込みするような難曲を「やってみなはれ」精神でチャレンジするところがこの楽団の魅力、プロも一目おいてる元気オーケストラです。(11月15日 兵庫県立芸術センター大ホール)


芦饗ならではのリッチなプログラム

芦屋交響楽団





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