閑人帳



●「魔王」のおすそ分け

 Fさんからペットボトル入りの「魔王」を頂戴しました。有り難うございます。自分の甲斐性では決して買えない、高価な焼酎であります。ちょこっと口にしたところ、なんだか「黒霧島」に似てるような・・。こちらはだれでも買える銘柄です。
 晩メシのとき、ロックで飲み比べてみた。正直、味の違いを言葉にするのは難しい。魔王のほうがやや洗練されてると言うか、香りが優れているというか。これが都会人、女性の嗜好に合ったから人気が出たのかもしれない。正直言って、ブラインドテストで両方飲んだら、間違いそうな気がする。ま、自称「下戸」がこんなこと書いても信用されないでせうが。


「魔王」は高価かつ入手難だから、マルビ人間には縁遠いというのが世間の通説であります。本当に高価なのか? 調べてみました。
 定価なら意外に安いのです。1,8L瓶で3,240円。720ml瓶なら1,730円。日本酒の原酒や吟醸酒なら普通の値段といえるでせう。


では、実売価格は?というと、1,8L瓶で1万円~となります。定価の3倍以上です。このプレミアムは何ゆえか。むろん、供給に対して需要が多すぎるからです。魔王の地元の販売店は、他府県のユーザーにも定価で販売しています。この定価販売が過大な需要を生む。即ち、ブローカーが転売目的で多数注文する。もともと生産量が少ないから、メーカーは出荷できず、納品は一年後なんてのが普通らしい。ゆえに希少価値が益々高まって、高価でも売れる。酒場にすれば、高価で仕入れたのだから当然、客にも高く売る。で、マルビ客は飲みたくても飲めない酒になります。


特別に高品質だから高いというわけではないのです。さらに、人気が高いから、メーカーが儲かるというのでもない。あくまでも需要と供給の問題です。すでに焼酎ブームが下り坂の現在、需要に合わせて設備投資をしないメーカーの姿勢は賢明だと思います。
 同じ事はウイスキーでも起きていて、「竹鶴」の17年、21年は在庫払底状態で、仕入れられない店が増えています。無ければよけい欲しくなるのが人情ですが、他にも美味しい酒はいっぱいある。無視すれば良いのです。・・と、自称「下戸」が書くのもなんだかなあ・・。


参考情報
http://ee26.com/maoh.html


魔王と黒霧島
魔王




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