閑人帳



●「安保法案成立」の報じ方 ・・朝日・読売・産経

 すっもんだの挙げ句にようやく成立した法案。これをどのように読者に伝えるか興味があったので、9月19日に朝刊三紙を読み比べてみた。 言うまでも無く、朝日は法案に反対、読売と産経は賛成の立場で記事を書いた。ネット報道では分かりにくいビジュアル表現の違い、個性がきっちり表れて面白い。


朝日の最終の二面を開けて「ムヒョー」と驚きましたね。(写真参照)まるでスポーツ紙のような編集で、読み手が気恥ずかしくなる。なりふり構わずポピュリズム満開、全面使って怒り、反対を煽っている。
 しかし、読者の多くがこんな「朝日のヒステリー発症」に共感するとは思えない。もし、こんな紙面に同調、共感する読者が多ければ、前回の「日本の反知性主義」記事で書いた「B層」そのまんまの人たちでせう。インテリとはほど遠い知的下層階級。
 朝日新聞読者諸兄は、もっと堅実、冷静な記事づくりを求めているのではないか。おそらく、朝日の内部でもこんな紙面作りを苦々しく思ってる人がかなりいるでせう。


対して、読売と産経の最終二面はフツーの扱いです。法案関係の記事は紙面の半分かそれ以下です。当然、読者を扇動するような表現もない。
 注目したのは「安保関連法案」そのものの扱いです。朝日はこの法案の解説を3面の四分の一ほどのスペースで、朝日流のバイアスをかけて掲載しているだけです。産経は4~5面で法案の全文を掲載した上で、成立過程や個々の問題点を解説している。法案の文章は当然難解で堅苦しいものだけど、不人気承知の上で掲載するのがイロハではないか。賛成派も反対派も、一度も法案そのものを読まずにあ~だ、こ~だと言ってるのが実情であれば、これは基本のキの情報です。


 それにしても、朝日は記事の内容より活字のデカさで読者に媚びる新聞に成り下がってしまった。もしや、朝日は新聞界の「アサヒ芸能」になりたいのかな。 


フツーの人は読むのが恥ずかしい・・朝日新聞9月19日朝刊(大阪版)
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同日の読売(上)と産経(下)
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安保関連法案の全文掲載
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