読書と音楽の愉しみ



●「週刊新潮」拾い読み  (9月24日号)


新潮


「濁流の町 生死の分かれ目」

 鬼怒川水害で突然クローズアップされた旭化成の「ヘーベルハウス」上手から流されて来た木造住宅に「どっしん」されたのにびくともせず、その頑丈さが証明された。もし、この白い家がなければ、木造住宅の屋根にいた夫婦は濁流に放り出されて死んだに違いない。
 白い家には母子3人がいてベランダからヘリに救助を求めたが、母は家のすぐ下手の電柱にしがみつく年配の男性に気づき、近寄るヘリに「あっちの人を先に助けて」と手振り身振りで伝えた。(ヘリが男性に気づかなかったのは、上空からの視界では人のカタチが認識しにくいせいと思われる)ヘリは母のメッセージに気づき、先に男性を無事救助した。


母子も救助され、この過酷な場面で一人の死者も出さずに済んだ。同じ場面が数十年前に起きたら、全員死んでいたかも知れない。頑丈な家も迅速な救助体制も無かったからである。
 ここで活躍したヘリは陸自の部隊で、戦車やトラックでは無く、ヘリで真っ先に駆けつけ、救助する。むろん戦闘時には最前線で戦う。


この場面で「あっちのおじさんを先に助けて」と言った母さんもエライ。
鬼怒川

もう一つ活躍したのは「94式水際地雷敷設装置」という特殊車両。有事においては、離島などの防衛で海岸近くに機雷を施設する作業車として働く水陸両用車。今回は機雷の代わりに大型のゴムボートを乗せて濁流に入り、家々を回って被災者を救助した。犬や猫も運んだ。隊員は一人を除いて全員胸まで水中に浸かりボートを押す。その姿に助けられた人が気を使い、隊員に「大丈夫ですか」と声をかけると「鍛えているんで」と笑うだけ。(30頁)


イジワル駄目男は想像する。もし被災者に「安保法案反対」「自衛隊は暴力装置だ」などというアンチな人がいたらどうするのか。当然、キッパリ、救助を断りますね。断らなければスジが通らない。それとも「いや、アレはアレ、コレはコレ」でそそくさとヘリやボートに乗りますか。
 大嫌いな自衛隊に救助されるよりは家族もろとも死を選ぶ覚悟がありますか。100%、ありませんね(笑)。必死に「安保法案反対」を叫ぶ人も、みんなこのレベルの軟弱人間でせう。 


94式水際地雷敷設装置
鬼怒川 




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