読書と音楽の愉しみ



●10年目を迎えた「大阪クラシック」


 元大阪フィル指揮者の大植英次氏が提案した「大阪クラシック」地味ではあるけど、大阪の初秋の音楽シーンを定着させた。大半が無料公演というのがウリで、過去9年間の公演回数は717回に上ります。動員した聴衆は38万人とか。毎年4万人が来場したことになります。


自分にとっての楽しみは、音楽を聴くだけでなく、ふだんは入れない、又は全然用事のない建物を訪ねることにもあります。今回は三井住友銀行大阪本店と関西電力本社の二カ所でした。


◆三井住友銀行大阪本店
 土佐堀川に面して建つ堂々たる構えのビルは1926年完成だから、築90年になるが、現在の耐震基準に合格するほど強固につくられている。設計は住友自身が抱えた設計部門で、一流の建築家が集った。近くの中之島図書館も設計した。

クラシック


今回のリフォームで内部のデザインは大幅に変わったが、玄関ロビー天井のステンドグラスは天窓でなく、LED照明で蘇った。(銀行に天窓という構造はセキュリティの面では設計ミスになる)アメリカ製の3600枚のステンドグラスが使われている。
大阪クラシック


「この天井の復元、えらい高うついてまんねん」と説明する三井住友銀副頭取の蔭山氏。隣の白い服は大植英次氏。演奏は野津臣貴博のフルートで、CPEバッハ「ソナタ イ短調」ほか。
クラシック



◆関西電力本社
 反原発団体の陳情やデモという「招かざる客」が多いので、セキュリティには大変神経を使ってる・・ということが雰囲気で分かります。ロビーでの小さなコンサートなのに、そこらへんガードマンだらけです。さらに、節電啓蒙の本家でもあるから、天井照明の7割くらいは消灯してあり、ヨソのオフイスではあり得ない陰気なロビー風景です。演奏は、フルート、ビオラ、ハープの三重奏で、ドビッシー「ソナタ」ほか。


本社ビル(右側)
クラシック


ステージ前が満員だったので、隣のカフェで聴いた。
クラシック


どの会場でも、演奏終了後に撮影用のワンシーンがサービスされた。
クラシック


本社の玄関ロビーとは思えない薄暗い空間
クラシック




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