アジア ウオッチング



●本家、中国もがんばってます!・・中国製パクリ進化中


 本家をさしおいて、この一月余は和製パクリ問題(五輪エンブレム)の記事書きに追われていました。ええ加減にせんかい、とうんざりしている方もおられると思いますので、今回は本家、中国製の楽しい記事を紹介します。


◆ニセ銀行・・デラックス版

 銀行のATMからニセ札が出て来るのは常識という中国。ならば、もう一段グレードアップして、銀行そのものもニセにしたら儲かるんとちゃうか。こんなシンプルな発想で「設立」致しました。


 今年一月、南京で摘発されたのは「南京盟信 農村経済情報専業合作社」という地味な名称の地方銀行。写真のように、しっかりした建物で、内部は高級そうなカウンターや順番待ち用の番号発券機、為替レートや預金金利などを表示するスクリーンなど普通の銀行店舗にありそうなものはほぼ再現。制服姿のニセ行員を窓口に座らせて、連れてきたターゲットの顧客を信用させていた。


2013年に開業後、近隣の金持ち約200人から39億円もの金を集めた。これを不動産投資などで運用して高金利を支払う計画だったが、あえなく頓挫、ばれて摘発された。通常の金利に「週2%の利息を加える」というトンデモ高金利を謳って金を集めたというから、これは騙される方もアホ過ぎるでせう。でも、現実に、こんな欲の深い人間がいるということです。


ニセ銀行・・デラックス版
ニセ銀行

◆ニセ銀行・・マルビ版

 こちらは開設資金8万円という、超マルビ銀行の話です。
(ここから引用)
 中国東部にある山東臨沂市の田舎町で7月下旬、爆竹とともに「中国建設銀行」の支店が華々しくオープンした。中国建設銀行はメガバンクで、中国四大商業銀行の一つ。中国各地はもちろん、東京にも支店があり、香港市場に上場しているほどの大銀行だ。


 オープンしてすぐに、地元の男性が事業費4万元(約80万円)を窓口で預けたのだが、後日引き出そうとすると、「今日は本店から金の供給がない」という理由で、金を受け取ることができなかった。
 後日、どうしても金が必要になり、中国建設銀行の別の支店に行ってみると、4万元を預けた時の預り証がニセモノだったことが判明。銀行が警察に通報すると、田舎町の支店がニセモノ銀行であることが発覚し、オープンから半月とたたないうちに、支店長を名乗っていた男が逮捕されたのだった。


 警察がニセ銀行を調べてみると、銀行の看板から窓口、紙幣カウンター、パソコン、プリンター、監視カメラ、はたまた偽札を見分ける方法を伝えるポスターまで、素人には見分けがつかないほど本物の銀行とそっくり。
 取り調べに対し犯人は、看板やハンコなどは手作りで、このニセ銀行をつくり上げるのに、たったの4,000元(約8万円)しか使っていないと供述。窓口にいた女性行員たちは犯人の娘とその同級生たちで、にわかには信じがたいが、彼女たちはてっきり本物の銀行に勤めているのだと思っていたという。
(引用ここまで)


ニセ銀行・・マルビ版
にせ



 一読、とても悪質な犯罪記事を読んでる気にはなりません。吉本新喜劇でもこんなドタバタ劇はやらないでせう。むしろ、資金8万円で開業を目指した犯人の努力を誉めてやりたい気になります。
 結果、この銀行の被害者は記事にある80万円を預けた男性一人だけだったそうです。つまり、被害額80万円ナリ。デラックス版の被害38億円に比べたら、あまりのマルビぶりに涙ちびりそうになります。


◆売れてます・・ニセ・ロールスロイス

 中国のニセモノづくりは、もう確たる固有の文化であって、本物、ニセモノ論だけで片付けるには惜しいと思います。現時点で「中国偽物文化史」という出版物ができたら物凄く中身の濃い、分厚い書物ができるはずです。何も恥じることは無い、堂々たる中国文化だと謳いませう。


ニセ銀行よりもっと真摯に、日夜、たゆみない努力を続けてニセモノづくりに励んだ成果の一つが、写真のロールスロイスです。むむ、ようやるのう!と感心する出来映えではありませんか。ご覧のように、外観は本物そっくり、内装も本物と同じ?仕様でワイン・キャビネットまで備えているという。これを見たら大方の人はロールスロイスだと思ってしまうスグレモノです。


本物そっくりでしょ?
にせ 


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気になるお値段は?・・約400万円だそうです。ビミョー。本物は約3500万円なので、ケタ違いに安いけど、中国製自動車としては高い。こんなもん、誰が買うのか。本物の大金持ちは本物のロールスロイスを買うのでアテに出来ず、見栄っ張りのB級金持ちと「イベント」用需要が狙いだそうです。イベント用とは、地方都市での結婚式などの催事でレンタル需要がある。一日なんぼ、で借りれば少ない費用でスター気分が味わえる。長距離走行しないから、エンジン性能が怪しくても問題なしです。


◆一台で二台分楽しめます
 中国イーグル社の「キャリー」は、フロントのデザインがフェラーリ、サイドとバックはポルシェそっくり。一台で二つの高級車の気分が味わえる、お買い得品。(2015 上海モーターショー出品車)いずれのニセモノも、こっそり設計、生産するのではなく、堂々とモーターショーに展示して販売するのだから、メーカーに後ろめたい思いはない。中国のニセモノ車づくりは「表」の文化なのです。


これ一台でフェラーリとポルシェの気分が味わえます。
にせ

引用・参考情報
◆http://www.sankei.com/premium/news/150203/prm1502030002-n1.html
◆http://www.cyzo.com/2015/08/post_23459.html
◆http://rocketnews24.com/2009/04/23/%E3%80%90%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%95%86%E6%A5%AD%E6%88%A6%E6%B3%95%E3%80%91%EF%BC%93%E4%B8%87%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E5%81%BD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%82%A4/ 
◆http://ikikuru.com/car-life/copy-car-2015/





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