読書と音楽の愉しみ



●山本有花著「専業主婦が5年で3000万円貯めた お金のルール」を読む


こういう本にお金を出すのは惜しいので、図書館で借ります。文庫本だから、ベストのポケットに入れて外出時、電車で読む。
 いきなりですが、35頁の「お金を貯めるための6箇条」を紹介。

1・貯金に収入額は関係ない!

2・支出に対してきびしくなろう!

3・決めたルールは徹底しよう!

4・安心感は貯金の敵!

5・先延ばしの性格はすぐ直そう

6・「余ったら貯金」は余らない!

 
あなたはどちら?
 人には「消費志向」型と「貯蓄志向」型の2タイプがあって、本書は消費志向型の人を貯蓄志向型にチェンジさせるためのハウツーが書いてあります。で、駄目男はどっちなんだと問われたら、う~ん、まん中くらいかなあ・・。実際、大多数は中間タイプ、即ち、ひどい浪費家でも、ドケチでもない、という人でせう。


実は、著者自身は明快に消費志向型で、アタマで貯金の必要が分かっていても実行出来なかった。そこで、一念発起、自分なりにハウツーを編み出して、普通の地味な貯金からスタートし、結果、タイトルのように「5年で3000万円」貯めた。・・ということは、今、貯金ゼロのあなたでも悲観することはないと。その「貯蓄志向」になるための基本が上記の6箇条です。
 ほかに、・エンゲル係数は25以下に抑えよ、コンビニでの買い物を減らせ、余分な家財道具は捨てよ、など、細かいアドバイスもあります。


地味な貯金というのは、毎月2万円ずつ貯め、一年で24万円、5年で120万円と、子供の貯金みたいな単純積み立てです。これをどうして3000万円に増やすのか。著者が言うに「50~100万円を元本に投資をはじめよ」であります。地味な貯蓄派人間はここでキレてしまいます。


 金融の知識なんかゼロだった著者は猛勉強して、株式や投資信託、外貨預金、FXなどの知識を仕込みます。幸い、専業主婦だから時間はあったにせよ、半端な自覚ではできない。そして、恐る恐る株投資からはじめて利益をあげていく。むろん、失敗もくり返しながら、知識と戦略を身につける。これって「誰でもできる」ことなのか。
 貯金額を増やしてから(安全圏に入ってから)、著者はFXにも投資する。これで大コケしなかったらしい。なんやかんやで、気がつけば、5年で3000万円貯まっていたのであります。


では、著者はパーフェクトな貯蓄志向人間になったのか、といえばそうでもない。買い物や旅行でドカンと散財する。実際、ドケチ人間ばかりになってしまったら経済が回りません。さらに、世間では、浪費人間とドケチ人間、両方とも嫌われることを覚悟しなければならない。「軽蔑される金持ち」って、サイテーです。(2011年2月 成美堂出版発行)


本3000万円



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