閑人帳



●こんな「仮処分決定」で委員会? 

 高浜原発再稼働に係わる差し止め申請に対して福井地裁が出した答えは「再稼働を認めない」だった。その理由をまとめると、原子力規制委員会が示した「基準地震動を越える地震が高浜原発に到来しないというのは楽観的見通しである」とし、その新規規制基準は「深刻な事故を引き起こす可能性が万が一にも無いような厳格な内容を備えているべきだ」とする。


この判断は、言い換えれば「絶対墜落しない飛行機でなければ、飛んではいけない」というのと同じではないか。万が一の事故も起こさない機械や装置があるだろうか。原発に100%の安全担保を求めるのであれば、世界中の原発を直ちに停止しなければならない。


疑わしきは×としておくほうが裁判所にとっては安全担保になる。もし、再稼働を認めて事故を起こしたら裁判長の責任を問われますからね。専門家は言う「地震そのもの、あるいは原発のメカニズムはあまりに複雑難解すぎて裁判官の知識レベルでは理解不可能。理解できないものはアウトにするのがベター」だと。原発や地震の知識のない人がどうして稼働可、不可を判断できるのか。さりとて、厳正に中立の立場の専門家からレクチャーを受けることも極めて難しい。ゆえに、概ね感情論で判断したと言われても仕方ない。そもそも裁判官には荷が重すぎるテーマではないか。


高浜原発




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