閑人帳



●超低金利の時代から「マイナス金利」の時代へ?

 世界中の市場で低金利化が進み、行き着くところ「マイナス金利」を実施する機関が現れた。ブルームバーグが伝えるのは、とりあえず外国の例ですが、記事をコピーすると・・


スイス国立銀行(中央銀行)が市中銀行の預金にマイナス金利を課し始めたことから、このコストの顧客への転嫁を決めるスイスの銀行が増えている。 クレディ・スイス ・グループは、機関投資家と大企業から預かる資産の一部に課金する計画だとしている。UBS グループも同様の対応を検討中だという。両行とも料率などは明らかにしていない。


ジュネーブを本拠とするプライベートバンク、ロンバー・オディエは10万スイス・フラン(約1370万円)を超える現金に料金を課すと発表している。料率は中銀が市中銀行の要求払い預金に課すマイナス金利と同じ0.75%。チューリヒ州立銀行も22日、一部の大口預金に0.75%のマイナス金利を課すと発表した。貯蓄預金やその他の口座の条件を変更する可能性もあるという。(引用ここまで)

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NIKU286JIJUP01.html


これをもって「資本主義の終焉」という人もいるようですが、それはないとしても、デフレ経済もここまで来たか、という思いがします。
 銀行にお金を預けたら、たとえわずかでも利息がついて元金が増える、という鉄板モノの常識が覆されるということです。利息がつくどころか、預金からマイナス金利ぶんの金額を差し引かれる。元金がだんだん減ってゆく・・そんなアホな! 


高金利の時代、預金者は銀行の「お得意様」でした。営業マンはいかに多くの預金を集めるかに奔走したものです。この時代の常識をチェンジできない預金者が結構多いのではないでせうか。
 銀行に1000万とか2000万とかの大金を預金している人は、自分は銀行の上得意客だと思っている。しかし、銀行側にすれば、言葉は悪いが「ありがた迷惑」状態。ただ、迷惑です、なんて言えないから、それを利息(利率)で表現している。普通預金の金利が0,02%とか、人をバカにしたような利率は「有り難くない預金」だからです。預金するより、借金して下さいヨ、が銀行の本音です。


私たちが銀行にお金を預けると「預金」になります。逆に、銀行にすれば、これは「借金」になります。借金だから多少なりとも利息をつけなければならない。銀行はこの借金=資金を元手に企業向け融資や住宅ローンの資金として利ざやを稼ぐ。しかし、借り手がない、少ない。


上記のマイナス金利は日本の銀行で実施される懸念はなさそうですが、絶無とは言えないかもしれない。(金融業どうしのあいだで時々起きている)
 生涯をサラリーマンで過ごした人は、預金=善・借金=悪 / デフレ=善 インフレ=悪 の概念にとらわれがちです。自分の預金が銀行にとっては借金である、なんて思ってる人は少数でせう。



雪景色 






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