閑人帳



●不滅のグッドデザイン商品

 10日ほど前に85歳で亡くなった栄久庵憲司という人の名前を知らなくても、この醤油差しを知らない人はいないでせう。デザインが栄久庵氏、メーカーはキッコーマンです。日本中の家庭、食堂、だけでなく、欧米など世界のレストランにも行き渡り・・となると、累計生産数は1億本を越えてるかもしれません。瓶を見ただけで「キッコーマン」ブランドを連想してしまうのだから広告塔的な役目も大きい。


いま、この醤油差しを使ってる家庭は、割れたりしない限り、別のものに買い換える機会がなさそう気がします。発売が1961年だから、もう半世紀以上たってるのに、デザインが古くさいとか、使いにくいという不満がない。液だれしないという点でも文句なしです。
 発売30年後に国のグッドデザイン商品に選ばれ、さらに20年、半世紀経ってもモデルチェンジしない。生活雑貨のなかでは驚くべきロングライフ商品といえるでせう。ニューヨークの近代美術館が永久保存品として選定したのも頷けます。美術館にも家庭にも餃子の店にもあるグッドデザイン商品です。


栄久庵氏は鉄道ファンにも縁の深い方です。JR東日本の通勤電車や秋田新幹線「こまち」の車両デザインも請け負ってるからです。JR西日本では227系のデザインも担当、これは今春からの運用なので遺作になりました。 今まで使い古しのオンボロ電車ばかりだった広島エリアで活躍します。広島は氏のふるさとでもあります。(東京生まれ、広島育ち)


 

自宅で使ってるのも15年前に買ったもの
グッド  



今春、広島地方の山陽線でデビューする新型車両
グッドデザイン






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