閑人帳




認知症 週刊誌



●他人事ではない「認知症」・・どうすれば防げるか

 「週刊文春」では、1月22日号と2月5日号で認知症の現状と対策を伝える記事を掲載している。特に目新しい情報はないけど、身内や友人、知人に認知症の人が一人もいないという人は皆無、というくらい数が増えている。自分が当事者になるリスクも抱えているのだから他人事ではありません。


厚生労働省が発表した深刻なデータは、10年後の認知症患者数は730万人、65歳以上の5人に一人が患うというから気が滅入ります。
 なんとか防げないのか。予防注射すれば発症せず・・こんなクスリができればノーベル賞ものですが、現在の医学では、せいぜい「進行を遅らせる」くらいの術しかありません。それも、診断や処方を誤って、副作用等で逆効果になる場合も多い。


比率では一番多い「アルツハイマー型」の発症はほとんど運命的なもので、若い時分からのライフスタイルなんか関係ないと思っていたのですが、そうでもないらしい。原因物質のアミロイドベータの脳への蓄積は、血圧、糖尿病、体重、運動、食事といった生活習慣が関わっていることが分かってきた。ということは、これらを改善することで予防できる。40歳くらいからの生活習慣が老後の認知症の発症に関わるそうです。う~ん、駄目男はもう手遅れだ。それにしても、ほんの10年くらい前は、アルツハイマーと診断されたらお手上げ・・が常識で、予防など不可能と思われていたのだから、かなり研究が進んだと言えます。


現在、もっとも標準的な予防のための生活習慣は・・・

1・運動習慣をつける。
2・高血圧の改善
3・人的交流など、世間との交わり
4・糖尿病の改善
5・バランスの良い食事
6・適正体重の維持
7・禁煙
8・うつ病の改善 
(以上は米国国立衛生研究所の提言)


運動習慣ではウオーキングが一番手軽で効果がある。毎日バカ歩きしなくても、一回30分、週に3回程度の歩きでも効果があるそうです。但し、ある医師の話では、義務感だけで毎日同じ道を歩くのは効果がない。興味をもって楽しく歩くことが大事。足を動かしてるだけでは脳は休んだままになる。3の人的交流、例えば、グループでおしゃべりしながら歩くほうが効果的だという。


さらに大事なことは認知症についての知識をもち、理解を深めること。「最近、物忘れが多くて」を自覚するだけでは駄目。少しは自分で学ぶ積極性が必要だという。高齢になって、毎日、無為、無気力の暮らしを続けたら認知症は避けられない。家族のお荷物、社会のお荷物になって惨めな死を
迎えること、必然である。長寿社会=ハピーの概念がいつまで続くのか、怪しい。




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