大阪日暮綴



●金魚 de アート

アートアクアリウム展 見物

 金魚という観賞用の生きものをもっとかっこよく、芸術的に見せることに腐心した展覧会。う~ん、ここまでやるか、と感心しつつ、なんとなく金魚残酷物語みたいな印象もぬぐえない。それにしても、金魚というデリケートな魚の生態を研究して見事にコントロールするワザはすごい。容易にマネはできない、オンリーワンの表現テクニックです。


説明書きにもあるが、金魚を芸術作品として見せるためには「金魚鉢」の金魚であってはならず、思いっきり飛躍した発想で演出する必要がある。水が濁ってるとか、糞が水槽の底に貯まってるといった日常的シーンを見せてはならない。そのために、会場には大がかりな給水、浄化装置を設置し、すごく微細なレベルで水槽の管理を行う。いわば、ハイテクに支えられての演出である。しかし、フロアにむき出しで機械設備を並べるわけにはいかないので、観覧者は機械の上に設けられた床で観賞することになる。(なんで階段があるのか、不審に思う人もいるはず)


要するに、会場の設営とシステムの維持にえらくコストのかかる展示なのであります。トラブルを起こさないための裏方さんの苦労が察せられます。すると、入る前にためらった、1,000円という高い入場料もうかうか納得してしまい「しっかり儲けてや」などと応援気分になって、貧乏性のタガが外れてしまうのでありました。(阪急うめだホール 3月2日まで)



金魚の屏風
金魚 
 



金魚





 金魚



金魚 



三角の覗き窓は万華鏡になっている
金魚 



金魚が通ると、こんな感じに見える
金魚 







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