読書と音楽の愉しみ



●奈良タンゴ祭

 なんで、奈良でタンゴやねん? 訝りつつ、大和郡山城ホールへ。がら空きだったら気分悪いなあ・・という懸念は外れて、1000人のキャパに700人くらいの入り。これなら上々です。聴衆は30歳くらいから80歳くらいまで、明日死にそうな人もいたけど、よく来て下さったと、主催者に代わって御礼申し上げまする。


タンゴファンは「ビアソラ前」派と「ビアソラ後」派に明快に分かれているのではないか、というのが駄目男の見立てです。自分は無論「前」派で、カビの生えたような古い曲と演奏法が好き。こと、タンゴに関しては保守頑迷嗜好で、ビアソラの曲に抵抗を感じなくなったのは10年くらい前からでした。


タンゴ祭だから東西から六つのバンドが出演した。それぞれ個性豊かで楽しい。知ってるのは京都の「アストロ・リコ」だけでしたが、老舗だたらというのではないけど、演奏スタイルはやや古いと感じました。
 保守頑迷ファンがショックだったのは、全二十数曲のうち、ビアソラ前のスタンダード曲が数曲しか演奏されなかったこと。そうか、自分は消えゆくべき時代遅れのファンなのかと思い知らされたものです。


それはともかく、一番のお気に入りバンドは福岡から来た「トリオ・ロス・ファンダンゴス」です。ピアノ、アコーディオン、ヴァイオリンというシンプルな編成なのに、新鮮、パワフルな表現で聴衆を魅了しました。しかし、福岡でタンゴバンドなあ・・メシ食えるんかい?とつい貧乏性的心配をしてしまう駄目男であります。


なんで奈良でタンゴやねん・・の疑問、答えは主催者(バンドのメンバーでもある)が奈良出身で、地元の自治体に主催企画として売り込んだが叶わなかったと。(挨拶した市長が説明した)叶わなかったけど、このホールはなかなか快適です。市長さん曰く、当ホールは全国に2000余あるホールの中で「優良ホール百選」に選ばれたと言ってました。観客の心地よさだけでなく、出演者が使いやすい、ホールの技術スタッフが優良である、など多方面の要素を審査して選ばれました。奈良県ではこのホールのみです。(1月10日)

ホール外観
郡山ホール 


ホール玄関への通路
郡山ホール





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